KAAT神奈川芸術劇場が上演中止になった「アーリントン」「冨安由真展|漂泊する幻影」などを2021年1月に上演・開催
KAAT神奈川芸術劇場 外観KAAT神奈川芸術劇場が、上演中止になった公演「アーリントン〔ラブ・ストーリー〕」、「KAAT EXHIBITION2020冨安由真展|漂泊する幻影」などを2021年に上演する。
当初KAAT神奈川芸術劇場では、2021年1月は「コーカサスの白墨の輪」を上演予定だったが、これを中止して以下の公演を上演すると発表した。
◇「アーリントン〔ラブ・ストーリー〕」
作:エンダ・ウォルシュ演出:白井晃
4月11日(土)~5月3日(日)<大スタジオ>全公演中止
⇒2021年1月16日(土)~31日(日)に順延し、上演
◇「メトロポリス伴奏付上映会ver.2020」
4月18日(土)、19日(日) <中スタジオ>全公演中止
⇒2021年3月20日(土)、21日(日)に順延し、「ver.2021」として上演
◇リーディング公演「ポルノグラフィ」
4月25日(土)~29日(水・祝) <中スタジオ>全公演中止
⇒2021年4月に順延し、上演
◇KAATEXHIBITION2020「冨安由真展|漂泊する幻影」
6月1日(月)~7月5日(日) <中スタジオ>全日程中止
⇒2021年1月14日(木)~31日(日)に順延し、開催
芸術監督 白井晃より
新型コロナウィルス感染拡大に伴い、KAAT神奈川芸術劇場は、観客の皆さん、そしてアーティスト、スタッフの安全を鑑みて、4月から9月上旬の主催公演は全て中止とさせていただきました。長い時間をかけて、アーティストの皆さんと検討して準備してきただけに、本当に胸の詰まる苦渋の判断でした。そして、今、緊急事態宣言が解かれ、劇場はゆっくりと再開の準備を始めています。今まで当たり前と思っていた環境を、もう一度見直し、劇場の安全性をより一層高めながら、皆さんと劇場の信頼関係を回復していきたいと思います。何卒、ご理解いただき、劇場再開にご協力いただければと思います。それに伴いまして、9月から劇場の主催公演を再始動したいと考えています。
そして、4月から8月の期間に中止になった作品を順延し、スケジュールを調整して、プログラムを組み直すことにいたしました。こうして、中止になった作品に再生の機会を作ることも大切なことだと考えています。改めて、KAATの後期プログラムを発表させていただきます。また、諸般の事情から、今年度中に順延できない作品に関しては、2021年度以降に上演できるように調整しております。詳細が決まりましたら、改めてご報告させていただきたいと思います。
自粛期間の間、改めて思うのは、私たちが作り上げているこの「現実」とは何かということです。作られた「現実」の中にある、真の「現実」を映し出す場所として、これからも劇場が機能していければと思っています。KAAT神奈川芸術劇場の活動にご支援いただけるよう、スタッフ一同、最大限の努力をして参ります。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。
本作は2020年9月以降のラインナップはKAAT神奈川芸術劇場公式サイトで。
https://www.kaat.jp/news_detail?id=1492
(文:エントレ編集部)