
本木雅弘×森口瑤子 朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』新国立劇場・小劇場で上演中/11月4日(水)まで

朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』©︎アーティストジャパン/撮影:岩田えり
本木雅弘と森口瑤子が出演の朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』が新国立劇場・小劇場で上演中だ。上演は11月4日(水)まで。
「たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私をさらつて行つてはくれぬか」
タイトルの元となった、この河野裕子の歌は、歌人である河野裕子と永田和宏、二人の出会いの頃に詠んだ歌。
1967年頃。 河野裕子21歳、永田和宏20歳。京都の大学生たちが集まって作った短歌の同人雑誌創刊の歌会だった。
やがて結婚、河野裕子が64 歳で亡くなるまで、四十年にわたりお互いを恋の対象として詠み合った相聞歌、妻を看取った夫・永田和宏が詠んだ挽歌だけでなく、日常の暮らしの中で普段の言葉を交わしながら、歌で心を通わす夫婦の姿、その葛藤などが赤裸々に綴られた夫婦の記録でもある。
亡くなる直前まで歌を詠み続けた歌人・河野裕子と、看取った歌人・永田和宏。
二人の絶唱が、再び心揺さぶられる感動の朗読劇として演じられる。
出演は本木雅弘と森口瑤子。音楽は中村匡宏、上演台本・演出は星田良子が手がける。

朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』©︎アーティストジャパン/撮影:岩田えり
朗読劇「#たとへば君 四十年の恋歌」
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— 朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』 (@aj_tatohebakimi) October 31, 2026
本作は11月4日(水)まで、新国立劇場・小劇場で上演される。
詳細は公式サイトへ
https://artistjapan.co.jp/ajrt_tatohebakimi2026/
(文:エントレ編集部)
朗読劇『たとへば君 四十年の恋歌』
【原作】河野裕子・永田和宏 著『たとへば君 四十年の恋歌』(文春文庫)
【出演】
本木雅弘
森口瑤子
【演奏】
ピアノ 西尾周祐
チェロ 中西哲人


本木雅弘
新国立劇場の舞台に立つのは初めてで、舞台出演自体31年ぶりとなります。ステージに立つと、小劇場とは言え、とても広く感じます。ここに来るまでたくさんの不安や迷いがあったけれども、役者の性とも言うべきか、いざステージに立つとそうしたものを掬い取って解放してくれるというか、もうやるしかないというそうした気分にさせてくれる空間だと久々に感じました。朗読劇ではありますが、演じるということでは、ひとつの作品として同じことなので、稽古で演出の星田さんに言葉巧みに導いていただけましたのでとても頼もしかったです。また、原作の永田和宏先生と娘さんで歌人の永田紅さんもいらしてくれてアドバイスをいただききました。永田先生は森口さんの稽古の様子をみて「目の前に妻がいるかと思ったぐらいです」とお墨付きをいただきまして、そうした森口さん演じる河野裕子さんのあらゆる年代の雰囲気に自然に引っ張っていただきました。私は、まだ永田先生に褒められていないので、千秋楽までに褒めていただけるよう頑張ります(笑)。そして、今回はピアノとチェロの生演奏もあり、私たちの声や演技も含め、劇場という空間での一期一会の出会いをいい緊張感を保ちつつ、この瞬間しかないという“いい響き”を届けたいと思います。
森口瑤子
この朗読劇のお話を頂いた時から、ずっと演じ詠む河野裕子さんと夫の永田和宏さんのことを想い考えてきました。ひとつのことにすべて全力投球される河野さんに、私のようなのんびりとした人間が演じられるか、新人の時以来に悩みに悩みました。怒涛のような稽古期間でしたが、そうした中で本木さんがどっしりと太陽のようにいてくださったので、頼もしいと感じながら過ごせました。そうした稽古を通じ、永田先生と河野さんの関係性に近づけたのではないかと思っております。短歌もそうですし、おふたりの過ごした時代の姿を劇場で感じていただきたいと思います。そして、お客さまも間近にいらっしゃるので、いろんな反応を感じ、そうしたエネルギーを糧にして演じることを、本当に楽しみにしています。一途に河野裕子さんとして生きられるように頑張ります。