⼀騎討ちProject 第7弾公演 舞台『オサエロ -2024-』10月30日から東京・神戸で上演される。出演は室⿓太、清⽔⼀輝など。
一騎討ち Projectは役者や音楽、プロデュースなどマルチに活動する清水一輝による企画。これまでに、舞台『オサエロ』(2017)、舞台『ゴミノクワイ』(2018)、舞台『吼える』(2019)、舞台『忘華~ボケ~』(2022)、舞台『蝉灯す』(2023)、舞台『あれから』(2024 上演予定)と6作品を発表してきた。
そして今回、“一騎討ち Project”の第1弾公演として上演した、舞台『オサエロ』を2024年版として再演する。
本公演は、「戦争」をテーマにした作品で、清水一輝にとってもとても思い入れのある作品であり、さらに、兵庫県にある私立神港学園高等学校の 100 周年記念芸術鑑賞会での上演依頼を受け、これから未来を担う若者達の心に、深く残る作品を届けるために制作するという。
作・演出は、広島出身で、自らも演技経験のある藤森一朗が、初演と同様に手がける。
主演は室龍太、ヒロインは瀧野由美子が務め、プロデュースを務める清水一輝も出演する。また、宮下貴浩、太田夢莉、梅山恋和、に加え平松杏蓮・松本航弥・浪川隼といった子役も活躍するほか、大島なつき、大迫一平が出演する。
小佐野は「中原」という人物を探していた。
「中原・・・。」
小佐野の祖母が「自分は癌だ」と分かってから、しきりに会いたがっていた人物・・・。
しかし、祖母の死に際にそれは間に合わず、祖母は小佐野に 1 通の手紙を渡した。
幼馴染だったという「中原」に会い、手紙を渡す小佐野。
祖母との間に何があったのか聞くと「中原」が語り出したのは
太平洋戦争末期の「特攻隊」の話だった。
作・演出:藤森一朗
戦争という愚行の罪禍のひとつに大勢の若者を殺すという事があると思います。
特攻出撃や突入の映像を見る度にどうしても「もし、この若者達が死なずに生き残っていたら戦後はどうなっていたのだろう」と考えてしまいます。特攻命令を下した上官達の多くが生き残りました。戦争とは爺さん達が始めて、おじさん達が命令し、若者達が死んでゆく物語だと思います。
この舞台が彼らの死を忘れない一助になれば幸いです。
主演・浅井勝彦役:室龍太
室龍太です。
この度、舞台『オサエロ -2024-』に浅井勝彦役として出演することになりました。
この脚本を初めて読んだ時、少しでも多くの人々に届いて欲しいと心から思いました。
このような作品に出演させていただくのは初めてなので右も左も分からない若輩者ですが、精一杯努めたいと思います。
企画・中原修役:清水一輝
この作品を 10 年前に初めて出演した時にものすごい衝撃を受け、自分が生まれ育った関西に届けたくて、プロデュース公演を始めました。
そして 10 年後の今、母校からの依頼を受けて素晴らしいキャストの皆様と再びこの作品を届けることを誇りに思うと同時に、戦争というものが他人事ではなくなってきたこのご時世で、身が引き締まる思いです。
少しでも多くの方の心に残るよう、全身全霊込めて届けたいと思います。
詳細は公式サイトで。
https://ikki-shimizu.com/ikki-uchi/
(文:エントレ編集部)
一騎討ちProject 第 7 弾公演 舞台『オサエロ -2024-』
【作・演出】藤森一朗
【出演】
室龍太 ・・・浅井勝彦 役
清水一輝・・・中原修 役
瀧野由美子・・沢口夏子 役
宮下貴浩・・・岡本昭二 役
太田夢莉・・・坂下昭代 役
梅山恋和・・・坂下智子 役
平松杏蓮・・・幼少期の浅井 役
松本航弥・・・幼少期の中原 役
浪川隼 ・・・幼少期の芳雄 役
大島なつき・・小佐野 役
大迫一平・・・神田喜久雄 役
ほか
2024年10月30日~11月4日/東京・こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ
2024年11月14日/兵庫・神戸新聞 松方ホール
※学生団体を招待する公演となります。
チケットは 1 階席後方と 2 階席のみ販売いたします。