は、俳優・演出家の井上裕朗が2015年に立ち上げ、俳優主体の創作活動をスタート。現代に生きる人々のミニマムな関係性(親子・夫婦・恋人・親友など)に焦点をあてた作品を中心に創作。2016年1月に親友・夫婦・不倫といった関係を描いた『背信 | ブルールーム』、2020年9月にはさまざまな関係性の10組の男女を描いた『BETRAYAL 背信』を上演した。
今回の『Navy Pier 埠頭にて』もまた、親友・恋人といった非常に近しい距離にいる人間たちが、いかにしてお互い関わりあっていくか、または関わりをやめて離れていくかについて描いている。
また本作は、ほぼ全編モノローグを中心に構成されているのも特徴的だ。
3チーム制となっており、
side-Aには青柳尊哉、加藤理恵、中丸シオン、渡辺邦斗が出演。
side-Bは永嶋柊吾、大谷麻衣、石山蓮華、岸田タツヤ。
side-Cは渋谷謙人、万里紗、八幡みゆき、林田航平が出演する。
side-A、side-Bの翻訳・演出は井上裕朗、音楽はオレノグラフィティと絢屋順矢。
side-Cの翻訳・演出は池内美奈子、音楽はトレイ・マッギーが手がけることからもわかるように、それぞれのsideの演出は違ったものになるという。
STORY
お前に見せたいものがある。読んでほしい。今すぐ。
──『Navy Pier』それがその物語のタイトルだった。
大学で英文学を専攻するマーティンとカート。彼らは何でも話した。
女の子に夢中になり、エアホッケーに夢中になり、そして文学に夢中だった。
「自分の声を見つけろ。」彼はそう言った。
赤毛が好きなマーティン。ブルネットに惹かれるカート。
赤毛のアイリスはカートと暮らしはじめる。ブルネットのリヴはマーティンと恋に落ちる。
シカゴ、サンフランシスコ、ニューヨーク。居場所を求めてさまよう若者たち。
どうやってここに辿りついたか。現在に至ったか。
それぞれの真実を語り始める。
──私は、はじめからはじめようと思います。
詳細は公式サイトで。
https://www.playground-creation.com/navypier
(文:エントレ編集部)
PLAY/GROUND Creation #2『Navy Pier 埠頭にて』
2021年12月18日(土)~12月26日(日)/横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール
【翻訳・演出】
井上裕朗 [side-A, B]
池内美奈子 [side-C]
【翻訳】
田中壮太郎
【ムーヴメント・ダイレクター】
木村早智 [side-C]
【音楽】
オレノグラフィティ / 絢屋順矢 [side-A, B]
トレイ・マッギー [side-C]
【side-A キャスト】※戯曲表記順/登場順
マーティン:青柳尊哉
リヴ:加藤理恵
アイリス:中丸シオン
カート:渡辺邦斗
【side-B キャスト】※戯曲表記順/登場順
マーティン:永嶋柊吾
リヴ:大谷麻衣
アイリス:石山蓮華
カート:岸田タツヤ
【side-C キャスト】※戯曲表記順/登場順
マーティン:渋谷謙人
リヴ:万里紗
アイリス:八幡みゆき
カート:林田航平