廻天百眼の傑作舞台を映像と劇場で!『冥婚ゲシュタルト2020』11月5日からザムザ阿佐谷で上演
虚飾集団廻天百眼『冥婚ゲシュタルト2020』虚飾集団廻天百眼は、オリジナル舞台『冥婚ゲシュタルト2020』を2020年11月5日(木)から11月9日(月)にかけて東京・ザムザ阿佐谷で上演する。
虚飾集団廻天百眼(きょしょくしゅうだんかいてんひゃくめ)は、劇場を中心に活動する虚飾芸事集団。
その舞台は、「血の噴出」「観客が覗き穴から観劇する」「人体切断」などの演出、ロックとプログレに日本の土着的旋律を加えた合唱曲、バレエや歌舞伎から取り入れた身体表現、倒錯的な衣裳や舞台装置、そしてアンモラルな登場人物達からなり、観客を暗黒のお祭り騒ぎへと誘う。丸尾末広の『少女椿』や江戸川乱歩作品の舞台化、寺山修司の『奴婢訓』の上演、岸田理生アバンギャルドフェスティバルへの出演など、名実ともに現代アングラ劇の第一線で活躍中だ。
虚飾集団廻天百眼
『冥婚ゲシュタルト』は、2014年に初演、2016年に再演されている廻天百眼の人気舞台。
意志を持ったラブドールとの結婚を題材に、それに反対する人々、利用する人々を通して、自由とは何か、人とは何かを描く、近未来サイエンスフィクションだ。
『冥婚ゲシュタルト2020』と銘打った今回の公演ではCOVID-19の影響に配慮し、劇場公演に加え、11月6日と、8日にライブ配信を行う。
プレミアムチケットを購入すると、劇場での観劇の他、2回の生中継による配信、そして専用の撮影日を設けカット割りと編集にこだわった映画さながらの究極映像版『冥婚ゲシュタルト2020』の上演動画がついてくる。プレミアムチケットの料金は4,800円。
■冥婚ゲシュタルトとは
意志を持ったラブドールとの結婚を題材に、それに反対する人々、利用する人々を通して、自由とは何か、人とは何かを描く、近未来サイエンスフィクション。
2014年、2016年とザムザ阿佐谷を熱狂に包んだ廻天百眼の代表作がついに再演!
”人形”。遺伝子操作でつくられた人間の形と心を持った人間そっくりのラブドール。その解体ショーを行う秘密クラブがあった。ヒラサカは悪友のアマヤスに誘われそこへ行くが、運悪く警察機関、邏卒隊のガサイレに遭遇してしまう。秘密クラブのドン・ギンバイカやアネモネと、邏卒隊の影華らの撃ちあいが始まる中、逃げ出すヒラサカ達に一体の人形、ヤエコが助けを求める。ヒラサカは、アマヤスの制止も聞かずにヤエコを連れて逃げる。
逃げ延びたヒラサカ達は人形の開発者、ハルミ博士を訪れる。博士はヤエコの持っていた指輪に興味を示す。ギンバイカ達に与えられていたその指輪には、ある人形の意識が封印されていた。ハルミ博士の手によって人形に転写されたそれはマリと名乗る。マリは自由意志を持ち、ことごとく人間に反抗をする。
ハルミはヤエコの所有権をヒラサカに獲得させ、公的にヤエコをヒラサカの持ち物とするべく人形との結婚式、冥婚式を勧める。冥婚を取り仕切る指輪教の協会へ向かうヤエコ、ヒラサカ一行。式の準備の進む中、マリは、自分がかつて33人の人間を愛し殺した人形の意識のコピーであることを告げる。そこへ踏み込んでくる邏卒隊とギャング達。再び逃亡するヒラサカとヤエコ達だったが、ヤエコは徐々にマリに影響されていく。
本作は11月5日(木)から東京・ザムザ阿佐谷で上演される。
詳細は公式サイトで。
http://www.kaitenhyakume.com/s21_a.php
(文:エントレ編集部)
虚飾集団廻天百眼「冥婚ゲシュタルト2020」
【作・演出】石井飛鳥
【音楽】西邑卓哲(FOXPILL CULT)
【出演】紅日毬子、桜井咲黒、十三月紅夜、こもだまり(昭和精吾事務所)、左右田歌鈴、なにわえわみ(劇団フェリーちゃん)、辻真梨乃、伊勢参(偉伝或~IDEAL~)、山本恵太郎(ゲンパビ/-ヨドミ-)、伊井ひとみ、白永歩美(月蝕歌劇団)、高田那由太(なゆたハムニダ)、木村飛香、ハラグチリサ、鬼口モモカ、鈴原かおり、西邑卓哲(FOXPILL CULT)
2020年11月5日(木)~11月9日(月)/東京・ザムザ阿佐谷
公式サイト
虚飾集団廻天百眼「冥婚ゲシュタルト2020」