演劇集団キャラメルボックス・成井豊の名作『また逢おうと竜馬は言った』が3月6日（木）からシアター・アルファ東京(恵比寿)で上演される。
コロナ禍のはるか昔、かつてあった90年代小劇場ブーム。 渋谷109前や新宿アルタ前でフェスティバルが開催されるほどの人気ぶりで、遂には小劇団俳優が次々とドラマや映画に引っ張りだことなる現象まで作られていった。 本シリーズはその時代の演劇を体験すべく、“名作リスペクト劇場”と銘打って上演される。
今回はそんな時代の中でも一際人気の高かった成井豊（演劇集団キャラメル・ボックス）の「また逢おうと竜馬は言った」をtheatre BAROUE(シアター・バロック)が上演する。坂本竜馬に憧れる駄目な男・岡本が、愛読書『竜馬がゆく』を片手に自身を変えるべく奮闘する姿を描いた熱血感動作だ。主催のtheatre BAROUEはこれまでにも安部公房や清水邦夫の他、横内謙介や高橋いさを、小松杏里など90年代の話題作を多数上演して話題を提供してきた団体。今後も90年代小劇団ブームの再来を願って、“あの時代”の様々な作品を上演予定とのこと。「平成、令和の演劇ファンにも届けたい」と熱く語る。
STORY
ツアーコンダクターなのにあらゆる乗り物に酔ってしまう男・岡本。彼は坂本竜馬に憧れていて、竜馬のような男になりたいと願っている。しかし、何をやっても失敗ばかりで、とても竜馬のような「男の中の男」にはなれそうもない。
今日も、彼のせいで、同僚・本郷とその妻・ケイコが大喧嘩。ケイコは家を出てしまう。岡本は、なんとか二人の仲を元通りにしようと、愛読書『竜馬がゆく』を片手に奔走する。坂本竜馬に励まされたり、罵倒されたりしながら。だが絵画密輸事件に巻き込まれ、事態は意外な方向へと展開していく…。
演出：桒原秀一
近年の物語では最初から最強の主人公が多い。時代の流れかとも思うのだが、本作品はそれとは程遠い自分に自信のない主人公である。人生が自分の思い通りに行く事はない。必ずそこには何かしらの障害が生まれるだろう。また、この世の中に完璧な人間など存在しないのも事実。では、そんな私達が荒波を難破せずに航海をする為には何が必要か。それは「信念」だ。幕末に犬猿の仲と言われた長州藩と薩摩藩を結んだ「薩長同盟」を成功させた坂本竜馬の「信念」を目撃する。
詳細は公式サイトで。
https://baroque00.wixsite.com/aouryoma
【また逢おうと竜馬は言った公式 X】
https://x.com/theatre_BAROQUE
（文：世古浩紀 監修：エントレ編集部）
theatre BAROQUE Presents
名作リスペクト劇場『また逢おうと竜馬は言った』
【出演】
小中文太(岡本役)／本郷小次郎(坂本竜馬役)／田代結香(ケイコ役)／朝戸佑飛(本郷役)／寺門祐介(棟方役)／佐々木 健(時田役)／瀬戸ひろみ(石倉役)／和田真理子(小久保役)／北ひとみ(さなえ・千葉さな子役)／川野美怜(カオリ役)／土屋雄(土方歳三・伸介役)
【スタッフ】
演出：桒原秀一(JAPLIN)／舞台監督：楠本和也／舞台美術：滝善光／大道具：本島孝美／照明：大場正之／音響：奥村ココア(零’s Record)／撮影：中野建太／映像制作：世古浩紀／ヘアメイク：渡辺ゆか／制作：(有)ファイナル・バロック・吉川依吹／協力：劇団Peek-a-Boo／外組／シアター・2＋1／(有)バイ・ザ・ウェイ
Special thanks：演劇集団キャラメルボックス・成井豊
【公演日程】
2025年3月6日(木)～9日(日)
3月6日(木) 19:00
3月7日(金) 19:00
3月8日(土) 13:00／18:00
3月9日(日) 13:00
※開場は開演の30分前です。
【チケット料金】
事前振込：指定席8,000円／自由席5,500円
当日精算：指定席8,500円／自由席6,000円
※指定席は良席＆非売品特典付。振込締切は3/5(水)
【会場】
シアター・アルファ東京 https://www.alpha-tk.com/
〒150-0011 東京都渋谷区東3-24-7 TEL:03-5962-6084
公式サイト
https://baroque00.wixsite.com/aouryoma
【また逢おうと竜馬は言った公式 X】
https://x.com/theatre_BAROQUE
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