花組ペルメルvol.1『長崎蝗駆經~岡本綺堂「平家蟹」による~』
花組ペルメルvol.1『長崎蝗駆經~岡本綺堂「平家蟹」による~』が11月20日(水)から小劇場B1(東京・世田谷)にて上演される。
【花組芝居とは】
1987年、演出・俳優・作家の加納幸和を中心に結成。「ネオかぶき」と称し、難しいイメージのあった歌舞伎の娯楽性を追及した作風で人気を博す。所属俳優は男優のみ。個性豊かな俳優陣が女形も演じる。近年では、知っているようで知らない『仮名手本忠臣蔵』や『怪談牡丹燈籠』などの全編通し上演で話題を呼んだ。また歌舞伎作品のみならず、漫画原作や海外戯曲など幅広く上演している。
【劇団初のプロデュース企画】
冠の「ペルメル(pêle-mêle)」とは、仏語で「ごちゃまぜのもの」「雑多な集まり」という意味。その名の通り、劇団外から出演者・スタッフを招く、花組芝居主催のプロデュース企画がスタートした。第一回である今作は、元・花組芝居座員でもあり、「あやめ十八番」主宰・脚本家・演出家・俳優・講師としてマルチに活躍中の堀越涼を脚本家に迎え、加納幸和との初・子弟タッグに期待が高まる。ゲスト出演者には、間瀬英正、熊野善啓、長橋遼也(リリパットアーミーⅡ)という個性派が揃った。また、作品のベースとなる「平家蟹」は、‟平家物語”のいわばスピンオフ。令和の琵琶法師さながらに物語と共演する、吉野悠我による薩摩琵琶の生演奏も聞き所となるだろう。
2028年、夏。九州は、日本の歴史上、類を見ないほどの蝗害に見舞われた。長崎県佐世保市に突如飛来したそれは、長崎県の離島、瀬黒島にのみ生息する固有種、アメイロバッタの大群であった。トノサマバッタに似た性質を持つこのバッタは雑食性であり、飛来した総数は推定五億匹に及ぶ。
本作は11月20日から東京・小劇場B1で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://hanagumishibai.com/stage-2411/
(文:花組芝居 監修:エントレ編集部)
舞台『長崎蝗駆經~岡本綺堂「平家蟹」による~』
【演出】加納幸和
【出演】
間瀬英正 熊野善啓 長橋遼也(リリパットアーミーII)
原川浩明 桂 憲一 秋葉陽司 丸川敬之 永澤 洋 武市佳久(以上、花組芝居)
薩摩琵琶演奏/吉野悠我
公式サイト
https://hanagumishibai.com/stage-2411/
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劇団先行予約=9月10日(火)~17日(火)
一般発売=9月28日(土)~