本作は、2024年にROUDOKU.TALKER.JPが日本近代文学館にて上演した朗読公演を、オーディオブック「声の書店〜日本近代文学名作選〜」のために再収録したもの。
『最後の一句』は、軍医でありながら小説家として活躍した森鷗外による短編小説。『揺籃の唄の思ひ出』は、芥川賞の選者としても活躍し、文学の鬼と称された作家・宇野浩二による童話。朗読は俳優の長尾奈奈が務めた。
またROUDOKU.TALKER.JPは、2024年7月13日(土)に朗読タイムレスストーリーシリーズ④「中島敦『山月記』芥川龍之介『白』」の開催も決定している。会場は日本近代文学館にて。
公式サイト https://roudoku.talker.jp
森鷗外「最後の一句」
父が死罪になると知った十六歳の長女・いちは、自身を父の身代わりにするよう奉行所へ申し立てる。いちの覚悟を問う奉行、毅然として死の覚悟を告げるいち。尋問の最後に、いちが発した一句が、奉行のみならず役人たちの胸を鋭く刺す…。
宇野浩二「揺籃の唄の思ひ出」
台湾の生蕃(山地原住民)が日本の移民村を襲い、三歳の娘・千代をさらった。十五年後、再び襲来した生蕃を撃退し隊長を捕らえると、それは千代であった。幼少時の記憶がない少女は「わたしは日本人が嫌いだ。わたしは生蕃人だ」と繰り返すが…。
詳細は公式サイトで。
https://roudoku.talker.jp/stage/
(文:エントレ編集部)
ROUDOKU.TALKER.JP
朗読タイムレスストーリーシリーズ③
森鷗外『最後の一句』宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』
【作】森鷗外、宇野浩二
【出演】長尾奈奈
【主催】ROUDOKU.TALKER.JP
【協力】株式会社 仕事
オーディオブック「声の書店」サイト
『最後の一句』【日本近代文学名作選⑬】
『揺籃の唄の思ひ出』【日本近代文学選⑭】