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森鷗外『最後の一句』宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』を長尾奈奈が朗読 3月23日(土)に日本近代文学館にて上演

朗読タイムレスストーリーシリーズ③ 森鷗外『最後の一句』宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』ROUDOKU.TALKER.JPによる朗読タイムレスストーリーシリーズ③「森鷗外『最後の一句』宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』」が3月23日(土)日本近代文学館にて上演される。

朗読タイムレスストーリーシリーズは、主に明治、大正、昭和時代の小説や随筆作品を、朗読を通して現在に描き出す朗読公演。2023年7月に渋谷SACSで上演した「山本周五郎『季節のない街』」から始まり、11月に第二弾として「徳永直『こんにゃく売り』岡本かの子『みちのく』」を日本近代文学館にて上演。本作はその第三弾となる。

今回は、軍医でありながら小説家として活躍した森鷗外による『最後の一句』、芥川賞の選者としても活躍し、文学の鬼と称された作家・宇野浩二による『揺籃の唄の思ひ出』の二本立てに加え、関東大震災にまつわる二点の書簡を上演する。

朗読を務めるのは、映画『KOKORO』(ヴァンニャ・ダルカンタラ監督)、『息衝く』(木村文洋監督)、『THE HOMING』(石原ひなた監督)などで、ヒロインから母親役、悪役まで幅広い役を演じる無名塾出身の俳優・長尾奈奈。声の仕事には、佐藤大介監督『狭霧の國』があり、オーディオブック声の書店「日本近代文学名作選」など、映画、舞台と精力的に活動を続けている。
ぜひここでしか見られない朗読の世界を体験してほしい。

また、当日は日本近代文学館にて「新収蔵資料展」、「震災を書く」の展覧会開催日(別途拝観料一般300円、中学生・高校生100円))。

STORY

森鷗外『最後の一句』
父が死罪になると知った十六歳の長女・いちは、自身を父の身代わりにするよう奉行所へ申し立てる。いちの覚悟を問う奉行、毅然として死の覚悟を告げるいち。尋問の最後に、いちが発した一句が、奉行のみならず役人たちの胸を鋭く刺す……。

宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』

台湾の生蕃(山地原住民)が日本の移民村を襲い、三歳の娘・千代をさらった。十五年後、再び襲来した生蕃を撃退し隊長を捕らえると、それは千代であった。幼少時の記憶がない少女は「わたしは日本人が嫌いだ。わたしは生蕃人だ」と繰り返すが……。

 
本作は3月23日、東京・日本近代文学館で上演される。
詳細は公式サイトで。
https://roudoku.talker.jp/

(文:エントレ編集部)

公演情報

ROUDOKU.TALKER.JP
朗読タイムレスストーリーシリーズ③
森鷗外『最後の一句』宇野浩二『揺籃の唄の思ひ出』

芥川龍之介「廃都東京」/ 谷崎潤一郎「全滅の箱根を奇蹟的に免れて」

【作】森鷗外、宇野浩二

【出演】長尾奈奈

【主催】ROUDOKU.TALKER.JP
【協力】株式会社 仕事

2024年3月23日(土)/東京・日本近代文学館

公式サイト
https://roudoku.talker.jp/

チケットを探す
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