「シェルブールの雨傘」は 1964 年に公開されたジャック・ドゥミ監督の映画。
台詞も含めた全編が音楽のみで構成された表現と作品性が高く評価され、第17回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した本作を、新たなキャストと演出により約10年ぶりに上演する。
主演は京本大我(SixTONES)。朝月希和、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼などが出演する。演出は荻田浩一が手掛ける。
STORY
1957年秋、アルジェリア戦争が続くフランスの港町シェルブール。
病気の伯母・エリーズと共に暮らす20歳の自動車整備士のギイ(京本大我)は、17歳のジュヌヴィエーヴ(朝月希和)と将来を誓い合った恋人同士です。
未来の子どもの名前を話し合うほど結婚に向け思いが募る2人に対し、ジュヌヴィエーヴの母で雨傘店の店主・エムリ夫人(春野寿美礼)は、若すぎることを理由に2人の結婚に反対していました。
そんな時、ギイにアルジェリア戦争への召集令状が届き戦地へ赴くことに。2人は永遠の愛を誓い合ってシェルブール駅で別れるのでした。
ギイが戦地に旅立った後のある日、妊娠に気付くジュヌヴィエーヴ。
ギイからは喜びの手紙が届きましたが、次第に届く手紙の数は減ってゆき、ジュヌヴィエーヴは不安を募らせていくのでした。
そんな中で知り合った宝石商カサール(渡部豪太)が、お腹にギイとの子がいるのを承知でジュヌヴィエーヴに求婚します。
エムリ夫人の勧めもあり、ジュヌヴィエーヴは街を出て、カサールと共にパリで新生活を始める選択をするのでした。
2年後、足を負傷し除隊となったギイはシェルブールに戻ってきました。
恋焦がれた恋人に会うため雨傘店を訪れますが、店の所有者も変わり、ジュヌヴィエーヴが結婚しパリへ移り住んだことを知ります。
自暴自棄になり酒に溺れるギイ。
伯母エリーズも亡くなり、悲嘆にくれるギイでしたが、自分の不在の間も以前と変わらず献身的に伯母を支えてくれたマドレーヌ(井上小百合)の励ましにより、心を入れ替えついにガソリンスタンド経営という長年の夢を叶えます。
そしてどんな時も傍に寄り添ってくれたマドレーヌに求婚するのでした。
子どもにも恵まれ、シェルブールで家族3人仲良く暮らすギイ。
あるクリスマスの夜、ギイの店に 1台の車が給油に訪れます。
運転席に座るのはあの日シェルブール駅で別れた彼女で…。
東京公演終了後、12月3日から大阪松竹座、12月14日から広島文化学園HBGホールで上演される。
詳細は公式サイトで。
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202311_enbujo_cherbourg/
(文:エントレ編集部)
ミュージカル『シェルブールの雨傘』
【演出】荻田浩一
【出演】京本大我 朝月希和 井上小百合 渡部豪太 春野寿美礼
2023年11月4日(土)〜26日(日)/東京・新橋演舞場
2023年12月3日(日)〜10日(日)/大阪・松竹座
2023年12月14日(木)〜16日(土)/広島・広島文化学園HBGホール
公式サイト
https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202311_enbujo_cherbourg/
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