STAR☆JACKSは、2007年の旗揚げ以来、
「古き良き文化を大切にし、かつ時代の感覚を取り込んだ極上のエンターテイメント」
をコンセプトに、エンターテインメント時代劇に取り組む劇団だ。
リアルでドラマチックな殺陣、人間ドラマに定評があり、第28回池袋演劇祭にて大賞を受賞するなど、
本拠地の大阪のみならず東京にも活動の拠点を広げている。
今回上演したのは2010年に上演された幻の名作のリニューアル。
劇団史上、唯一≪殺陣が無い≫時代劇。
四十男たちが迷い、ぶつかり、揺れながらも諦めきれない夢に向かって奔走する姿は、バカバカしくも愛らしく、
今現在夢を追いかけてる人
一歩踏み出すのを躊躇っている人
誰かを応援している人
夢に敗れた人
・・・多くの人を魅了し、リピーターも続出、全8公演がほぼ完売となった。
公演を観た多くの感動の声は「#鳥人伝2023」で読むことができる。
舞台写真:畠山薫(Cheeky☆Queens)
本作のアーカイブ有料配信がVimeoで7月23日(日)からスタートした。
配信は8月14日(月)まで。
https://store.bitfan.id/starjacks-cheekyqueens/items/10013
時は安政。
電車も自動車も、ましてや飛行機なんか無い時代。
江戸は黒船来航や安政の大獄で大きく揺れていたが、
北関東の小藩「常陸牛久辺藩」はまだのんびりしていた。
幼馴染の余市・角造・響一郎の三人は齢四十を超え、世間一般で言えば働き盛り。
なのに「鳥のように空を飛びたい」という幼い頃からの夢を諦めきれず、
仕事もそっちのけで「飛行具」の開発に熱中している。
人が空を飛ぶなどという馬鹿げた夢を追い続けて失敗ばかり重ねる三人を周りは苦々しく見ている。
それぞれが壁にぶつかり、若さと勢いだけでは乗り切れなくなってきた現実に、プロジェクトは空中分解の危機を迎えてしまう。
そして追い打ちをかけるかのように、時代の激流はついに牛久辺藩にも及び、
得体のしれないモノを作り続ける三人は幕府への謀反の嫌疑までかけられてしまう。
その時、男たちは・・・
2010年、30代に突入した当時のメンバーたちの為に書き下ろされた作品を13年の時を経て大幅リメイク!
夢追い人とその周りの人間たちの葛藤を深く描く「幕末かっとびエンターテインメント」!
怒涛の4日間8公演でした。
殺陣もダンスも無いのに身体はボロボロ、疲労困憊の毎日。
それでも毎回ほぼ満席のお客様の笑い声、すすり泣く声、終演後に聞こえてくる感想に勇気をもらいながら、文字通り「走り抜けた」日々。
大の大人になっても夢を追いかけているおじさんたちが主人公の物語なのだが、私としては夢を追いかけることを手放しに賛美するつもりはさらさら無く、むしろそれを支える人や翻弄される人の想いや葛藤を描いたことが、お客様にも響いたのだと思う。
どの登場人物の視点で観るか。
期間中何度も観れるアーカイブ配信だからこそ、色んな発見があるはず。
また、生では味わえないカメラアングルや照明や映像の美しさもお楽しみ頂きたい。
尚、配信のみのコースと舞台写真ポストカードセットが付くコースの2バージョンをご用意してます。
厳選ショットを使用したポストカードセットは、きっと思い出に残るグッズになるに違いない。
個人的には後者を強くオススメします。
配信チケットはこちら。
https://store.bitfan.id/starjacks-cheekyqueens/items/10013
(文:エントレ編集部)
あお動物病院presents STAR☆JACKS act#016『幕末鳥人伝2023』
【作】浜口望海(STAR☆JACKS)
【演出】ドヰタイジ(STAR☆JACKS)
【出演】ドヰタイジ、浜口望海、寺井竜哉、下浦貴士、奥田卓(以上、STAR☆JACKS)、若木志帆(劇団 暇だけどステキ)、永津真奈(Aripe)、石田直也(ブルーシャトル)、三原悠里(Cheeky☆Queens)、酒井髙陽
2023年7月14日(金)~7月17日(月)/大阪府・インディペンデントシアター1st
公式サイト
https://starjacks-cheekyqueens.bitfan.id/
配信チケットを探す
https://store.bitfan.id/starjacks-cheekyqueens/items/10013