サイトアイコン エントレ|演劇動画ニュース

窪田正孝、石橋静河らの出演でエヴァを舞台化 『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』5月6日(土)からTHEATER MILANO-Zaで上演

『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』出演者

 

『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』が5月6日(土)からTHEATER MILANO-Zaで上演される。出演は窪田正孝、石橋静河、村上虹郎、田中哲司など。

 
「東急歌舞伎町タワー」6階に完成する新劇場「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演として「エヴァンゲリオン」が舞台化されて上演される。
本作で描かれるのは、壊滅的な状況になった地球と生き残った人々。人類再生の“切り札”を発見し、希望に向けて突き進む「エヴァンゲリオン」と搭乗する 14 歳の少年少女たち。しかし、計画に繋がりを持つ青年・渡守ソウシ(窪田正孝)は、新たな悲劇の扉が開くのを目撃。真相を探るため、ソウシは特務機関の女性・瑞穂ユウ(石橋静河)に接触する――。

構成・演出・振付を手がけるのは2012年に『テヅカ TeZukA』の構成・振付、2015年と2018年には『プルートゥ PLUTO』を手がけてきたシディ・ラルビ・シェルカウイ。上演台本は、劇団はえぎわの主宰で、俳優・脚本家・演出家として活躍するノゾエ征爾が手掛ける。窪田正孝をはじめ、石橋静河、村上虹郎、田中哲司が出演する。

 

STORY

無秩序な開発、争いにより、海や大地は汚染され、壊滅的な惨状を呈した地球。
限られた地域に「ドルフ」と呼ばれる集落を作り、暮らす人々がいた。
そんなドルフの一つをリーダーとして牽引する渡守(ともり)ソウシが、その日、目撃したもの……。
新たな高エネルギー資源が特務機関「メンシュ」によって発見され、最高司令官・菅生(すごう)マサツグの指揮のもと、「エヴァンゲリオン」が海底を穿ち、地中深く潜っていく。

しかし、ここで思いも寄らない事態が発生する。
掘り進めた地底から、巨大な未確認生物「イキモノ」が出現したのだ。
エヴァで必死の迎撃を行い、なんとかイキモノを地中に閉じ込め、強固な蓋をする。

それから半年。
渡守ソウシは、ドルフのシェルターの向こうの光景に目を疑う。
再びイキモノが出現した。
イキモノと激闘を繰り広げるエヴァを茫然と見つめるソウシ。
急変する事態を前に、動揺する蓮見(はすみ)タンを始めとするパイロットたち。
疑念を強めるソウシは、メンシュのドルフ上級担当官・瑞穂(みずほ)ユウに近づく。

一体何が起きているのか? 誰が何をしようとしているのか?
イキモノとは? エヴァンゲリオンとは?
明るみになる真実と、晴れない疑念との間で、人々は……。

 

ノゾエ征爾 上演台本
耳を疑った。エヴァを演劇で。なぜわざわざそんなことを。意味がわからなかった。大学生になって間もない頃だったと思う。友人が今ハマっているというテレビアニメを見せてくれた。鋭利なロボットがビル群を跳躍し、咆哮し、そのパイロットの少年は泣き叫んでいた。
なんだこれは。理解しきれないものを浴びせられて脳がブルブル震えていた。
25 年ほど経ってその渦中に身を置くとは露知らず。今はリアルに身体が震えている。怖い。ひたすら怖いのです。
しかし、いつしかその震えが、武者震いのようにも感じられ始めている。ラルビ氏の構想や演出プランが深まるにつれ、不確かな不安をナンセンスに感じた。このラルビエヴァ、乗るしかない。三歩進んでは三歩下がるような執筆がもう 2 年近く続いている。
きっとこれは終わらない。上演されても終わらないものがここにある。
震えがおさまることは、とうに諦めている。皆さんには、きっといい震えを。

 
窪田正孝 渡守ソウシ(ともり・そうし)役
舞台版は物語も登場人物も変えて新たなシナリオで描くことになりました。神、人類、戦争、侵略、破壊、そして再生。
エヴァが描くメッセージを、蠢く今この時代に演劇を通して観客に直接届けられたらと思っています。
本来、手を出してはいけないエヴァンゲリオンという山のように高い壁に挑む事を真摯に受け止めてビヨンドを完成させたいです。

 
石橋静河 瑞穂ユウ(みずほ・ゆう)役
お芝居を始める前から憧れていて、いつか一緒に仕事をしたいと思っていたシェルカウイさん。自分が想像していたより早く夢が叶って、ワクワクが止まりません。「エヴァンゲリオン」の世界を新たな形にするということはあまりにもプレッシャーが大きすぎると感じていますが、シェルカウイさんや窪田さんら素晴らしい才能の方々と一緒に、この偉大な作品の核にあるものを捉え、表現することは、激動の時代である今、大きな意味をもつと強く感じています。お楽しみに!

 
村上虹郎 蓮見タン(はすみ・たん)役
これはまたもの凄い大渦に巻き込んで頂きました。大変な事になりました。とにかくこれは未知なるエヴァンゲリオンです、しっかりと喰らいついていきたいと思います。乞うご期待。

 
田中哲司 菅生マサツグ(すごう・まさつぐ)役
エヴァンゲリオンを初めて観た時は衝撃的でした。マジンガーZ で育った僕のヒーロー像とはかけ離れた、善と悪が混在した存在だったからです。そして今回、歌舞伎町に新しく出来る劇場のこけら落としで、舞台版エヴァンゲリオンを上演する。それに参加出来るのをとても嬉しく思います。もう描き切った感のあるエヴァンゲリオンを、新たにどういう形で舞台に上げるのか。エヴァンゲリオン世代でない僕でさえワクワクします。どうぞご期待ください!

 
本作は5月6日(土)から新宿・THEATER MILANO-Zaで上演。その後、松本、大阪で上演される。

詳細は公式サイトで。
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/evangelion2023.html

 
(文:エントレ編集部)

公演情報

『舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド』

【構成・演出・振付】シディ・ラルビ・シェルカウイ
【上演台本】ノゾエ征爾
【出演】窪田正孝 石橋静河 村上虹郎 田中哲司 ほか

【東京公演】5月6日(土)~5月28日(日)/THEATERMILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)
【長野公演】6月3日(土)・4日(日)/まつもと市民芸術館
【大阪公演】6月10日(土)~19日(月)/森ノ宮ピロティホール

公式サイト
https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/evangelion2023.html

モバイルバージョンを終了