MousePiece-ree『あの日あの時の、嘘』 撮影:村上信六(三等フランソワーズ)
MousePiece-ree『あの日あの時の、嘘』が11月3日(木・祝)に大阪・in→dependent theatre 1stで開幕。上演は11月13日まで。
MousePiece-reeとは、2002年、森崎正弘、上田泰三、早川丈二の三人で結成されたアラフィフコメディユニットで、メンバー全員が「子年」生まれであることがユニット名の由来だ。
結成20周年となる今年、5月には記念興行第一弾として “大王”後藤ひろひと氏を脚本・演出に迎えて個性豊かな面々と書下ろし新作『CAT TOWER』を上演し好評を博した。
第二弾となる本作は、20周年であることをいいことに、敬愛する大先輩・わかぎゑふ氏(リリパット・アーミーⅡ)に「ひとつの物語でふたつのバージョンを書いて欲しい」と依頼。わかぎ氏から届いたのは「同じ作品でも視点を変えることで見え方のまるで変わる二通りの物語」だった。
MousePiece-ree『あの日あの時の、嘘』 撮影:村上信六(三等フランソワーズ)
おまけに、メンバーそれぞれが男女二役を演じる「6人芝居」。
演出には高橋恵氏(虚空旅団)と金哲義氏を迎え、黒い嘘バージョン(高橋氏)と赤い嘘バージョン(金氏)の2パターンを上演する。
いわば、【6人芝居】×【2バージョン】=12名のキャストで演じてもおかしくない芝居を3人だけで演じるというところは本公演の大きな見どころだ。
また、男役⇔女役の早替わり、役柄のギャップなどもあり、どちらか一方だけを観ても楽しめる、どちらも観たらより楽しめるという公演になっている。
大正時代中期。
初老の作家、久米あきらは若い時に一冊だけ売れた本のおかげで細々と文筆業で食いつないでいる。しかし、最近はその仕事も先細り。そこで食うために女性のペンネームで流行りの少女雑誌に小説を書き始めるのだが、これが乙女たちに大人気!おまけに新聞で乙女の人生相談の解答者を連載することになり、たちまち裕福になってしまう。
売れない作家と、売れっ子の少女小説家。久米の二重生活の秘密を知っているのは担当の編集者のみで、妻の洋子も知らされていない。彼女は富豪の娘で、元少女歌劇団のスターでもあり、夫の嘘がバレたらどうなるか読めないという配慮からではあった。
しかし、この大きな「嘘」が、新しい女性編集者が来たとたんに、奇妙な方向に動き出す。久米を慕って下宿し始める青年、突然裕福になったことで犯罪を疑う警察。嘘が嘘を呼び、誠が覆されて関係者は右往左往。
久米の作家生命はどうなるのだろうか?
MousePiece-ree20周年記念の演出という大役を!そしてなんと、わかぎゑふさんの脚本という大役を!
僕は「赤い嘘」を担当いたします。
演劇界で暴れ回っている3人を稽古で見ながらいつも腹を抱える贅沢を、さらなる贅沢な笑いに育てて皆さまにお届けします!
「赤い嘘」は3人が自分たちでも歯止めが効かないバージョンでお届けします!
是非両バージョンご覧ください!ー 金哲義
いつも客席で楽しみに観ていたマウスピースリーさんから、なんと!20周年公演の演出を依頼いただきました。
しかも視点違いの2本立てという魅力的な企画ではありませんか。
私の担当は「腹黒い嘘」。
見透かされているなぁとニヤニヤしつつ、お受けすることにしました。
笑いの筋肉でムキムキな彼らと一緒に作るお芝居はきっと面白いに違いありません。
是非ご覧くださいませ。ー 高橋恵(虚空旅団)
本作は11月3日(木)に大阪・in→dependent theatre 1stで開幕。11月13日(日)まで上演される。
詳細は公式サイトで。
https://mousepiece-ree.jimdofree.com/
(文:エントレ編集部)
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MousePiece-ree『あの日あの時の、嘘』
【作】わかぎゑふ(リリパット・アーミーⅡ)
【演出】金哲義/赤い嘘バージョン
【演出】高橋恵(虚空旅団)/黒い嘘バージョン
【出演】森崎正弘、早川丈二、上田泰三
2022年11月3日(木)~11月13日(日)/大阪・in→dependent theatre 1st
公式サイト
https://mousepiece-ree.jimdofree.com/
チケット
https://ticket.corich.jp/apply/174698/
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