MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』は、ミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』などを手掛けるチュ・ジョンファの新作として韓国国内で注目を集めた作品。世界中誰もが知る天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだ悲運の人・ベートーベンの生涯を、彼を取り巻く人物たちとの愛と影、喪失そして運命を、彼が綴った音楽とオリジナル楽曲で描いていく。
今回上演される日本版の主演は中村倫也。上演台本・演出は河原雅彦が手がける。
STORY
残り少ない人生を前に書かれたベートーベンの1通の手紙。
そして、その手紙が一人の女性の元へ届く。
聴力を失い絶望の中、青年ルードヴィヒが死と向き合っていたまさにその夜。
吹きすさぶ嵐の音と共に見知らぬ女性マリーが幼い少年ウォルターを連れて現れる。
マリーは全てが終わったと思っていた彼に、また別の世界の扉を開けて去っていく。
新しい世界で、新たな出会いに向き合おうとするルードヴィヒ。
しかしこの全ては、また新たな悲劇の始まりになるが・・・。
中村倫也
あれはいつだったでしょうか。河原家でご飯を食べていた時だから、まだコロナ前のこと。
次なにやります?なんて、期待も込めてざっくばらんに話をしていた時のこと。
「いつか本格ミュージカルをやりたいんだよね」
パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした。
多くの演劇ファンの方々も、想像つかない姿でしょう。その瞬間から、いつかそんな作品のオファーが来たら、と覚悟を決めていました。
つまり、僕ら二人にとって、大意欲作、でございます。どうぞご期待の程を。
河原雅彦(上演台本・演出)
「倫也となんかやりたいな。次はどんなチャレンジに連れ込もっかな」
みたいなことはいつも頭の片隅にあって、で、めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます。
しかも韓国ミュージカル。さて、どうなるんでしょうね。
刺激的な共演者たちとギドギドに掛け合わせつつ、第9ばりにとんでもないもん作れたら、と思うばかり。
さすがに第9はハードル高いか・・・。ま、ちょっとやってみます。
詳細は公式サイトで。
https://musical-ludwig.jp/
(文:エントレ編集部)
MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』
ORIGINAL PRODUCTION BY ORCHARD MUSICAL COMPANY
MUSIC BY SOO HYUN HUH
BOOK BY JUNG HWA CHOO
【出演】 中村倫也 ほか
【上演台本・演出】 河原雅彦
【日時/会場】 2022年10月・11月<東京公演> 東京芸術劇場プレイハウス
<大阪公演> 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ