は、「演劇をとおして生きる力~つくる・はぐくむ」をキャッチフレーズに、演劇製作、演劇教育に取り組んでいる団体。2019年8月にはvol.3として畑澤聖悟の『親の顔が見たい』を上演。俳優のみならず現役教師が出演し、中学校での社会問題を描いて好評を博した。
Art-Lovingでは、かわさきシアターカンパニーとの合同公演として、アントン・チェーホフの代表作のひとつ『かもめ』を2020年6月に上演予定だったが、コロナ禍により延期を余儀なくされた。
そして今回、同じキャスト、同じ会場・ラゾーナ川崎プラザソルで上演に挑む。
出演は瑞生桜子、鳥越さやか、梶原航、佐山尚ほか。演出・上演台本はArt-Loving代表のまんぼが手がける。
まんぼ(Art-Loving代表・演出)
約二年の時を経て、舞台「かもめ」が始動しました。
二度の延期を乗り越えてのスタートです。社会情勢としては、まだまだ試練は続きますが、今は創作できる喜びを感じています。13年ぶりの大作へのチャレンジですが、今回は躍動感と人間味溢れる「かもめ」を作ります。人間は時として、不思議で、可笑しくて、そして愚かです。
永遠に不完全な、愛おしい人間たちを描きます。
ひとみまさこ(かわさきシアターカンパニー代表)
今回、すばらしいキャスト、スタッフの皆さんと一緒に公演ができることをうれしく思います。
チェーホフの作品のセリフは、私にとても響いてきます。国も時代も違うのに、人間って同じことで喜び、悩み、生きているんだと。最近話題の邦画「ドライブ・マイ・カー」の劇中にもチェーホフの「ワーニャ叔父さん」が使われています。本編と並行して、ワーニャの世界も重なり進んでいき、語られるセリフで本編の人物の心情が厚みを増しているように感じました。
不思議な魅力を持ったチェーホフ作品。「かもめ」には、決して自分では満足していない人生を必死に生きている人たちが登場します。現代の日本に重なって見えてきて、あなたならどうすると問われているようにも感じる作品です。
映像化プロジェクトをクラウドファンディング中
舞台「かもめ」の映像制作プロジェクトとしてクラウドファンディングに挑戦中だ。
実施期間は2022年1月27日(木)15時から3月20日(日)23時59分まで。
クラウドファンディングサイトはこちら。
https://camp-fire.jp/projects/view/549146
公演詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
Art-Loving プロデュース公演『かもめ』
【作】アントン・チェーホフ
【演出・上演台本】まんぼ
【出演】
ニーナ役 瑞生桜子
トレ―プレフ役 佐山 尚
ポリーナ役 ひとみまさこ
シャムラーエフ役 上村健太郎
マーシャ役 西村めぐみ
メドヴェージェンコ役 小林英樹
ソーリン役 三木美毅
ドールン役 水上 武
アンヌシュカ役 鈴木千賀子
アンヌシュキ役 須田絵美莉
トリゴーリン役 梶原 航
アルカージナ役 鳥越さやか
【公演日程】
2022年3月24日(木)~27日(日)/神奈川・ラゾーナ川崎プラザソル
公式サイト
https://www.art-loving2016.com/seagull2022
クラウドファンディングサイト
https://camp-fire.jp/projects/view/549146
チケットを探す
こりっち https://ticket.corich.jp/apply/116636/