gekidanUは東京・南千住を拠点とする劇団。
2012年の結成以来、商店街に位置する駐車場スペースでの野外劇や、主宰遠藤遊の旧住居である住宅を改造したアートスペース「アトリエ5-25-6」での公演を中心に活動している。
『かどをまるめる』4月ゲネプロ写真
今回上演される《gekidanU家公演企画vol.5》は、今年4月29日より予定され、緊急事態宣言の影響で中止となった公演の「延期公演」。
「家の中に立つ1本の大きな樹」という共通のモチーフの下、2Fと3Fでそれぞれ独立した2作品を上演する。
3Fで上演される「天空家族」の脚本・演出は遠藤遊(gekidanU)。
2Fで上演される「かどをまるめる」の脚本・演出はヒガシナオキ(gekidanU)が手がける。
なお、gekidanUの公演だけでなく他団体の公演や劇場プロデュース公演も行われてきた今回の会場である「アトリエ5-25-6」は、2022年春を以て取り壊し、劇団の拠点を移転することも決まっている。
詳細⇒ https://gekidanu.com/iten
【3Fにて上演】
「天空家族」
脚本・演出 遠藤 遊(gekidanU)
少し先の未来、人のあまり住んでいない田舎の街に、空という少女がいました。
空は母とふたりぐらしでした。
空はある日、何となく家出をしました。
空は帰り道、不思議な家を見つけました。
「空。家族を捨てるつもりなら私と家族になろう」
お姉さんは言いました。
空は慌てて首を横に振ります。
しかしお姉さんは続けます。
「空の上に空があることをまだ知らないんだね」
少し先の未来、少女が知らない事実を知る物語。
【2Fにて上演】
「かどをまるめる」
脚本・演出 ヒガシナオキ(gekidanU)
月曜と水曜と木曜と土日の19時半くらいに、
ベランダから見下ろせる目の前の十字路をJ-POPを全力で熱唱しながら自転車で走っていくお兄さんの一日に思いを馳せてしまうくらいには元気になった。
夫の親戚の持ち物だというこの家には、真ん中に太い、それはもう太い樹が1本立っている。当然のように。
ここに住むことになった3ヶ月の間、妹の提案に乗り、夫と一緒に見知らぬ人たちと暮らしてみることにした。
「当然」がいっそわからなくなればいいなーと思ったりする、カメラの前では言えないけれど。
は現在販売中。
詳細は公式サイトで。
(文・エントレ編集部)
gekidanU家公演企画Vol.5 延期公演『TREE』
3Fにて上演
「天空家族」
【脚本・演出】遠藤 遊(gekidanU)
【出演】
石川久美子 清水建志 藤上絵里 森下凜央
2Fにて上演
「かどをまるめる」
【脚本・演出】ヒガシナオキ(gekidanU)
【出演】
秋吉アスカ(天の原演劇工房) 鬼塚貴彬 関口真生 豊田陸人 ふなきみか(劇団ありよりのあり) 森谷美月
【日程】
2021年11月20日(土)~23日(火・祝)
−20日(土) ☆12時〜 ◎14時〜 ☆16時〜 ◎18時〜
−21日(日) ◎12時〜 ☆14時〜 ◎16時〜 ☆18時〜
−22日(月) ☆12時〜 ◎14時〜 ☆16時〜 ◎18時〜
-23日(火/祝) ◎12時〜 ☆14時〜 ◎16時〜 ☆18時〜
◎…かどをまるめる
☆…天空家族
【会場】
アトリエ5-25-6(荒川区南千住5-25-6) 2F/3F