『マーキュリー・ファー』は、イギリスの劇作家フィリップ・リドリーが2005年に書き下ろした作品。日本では2015年に白井晃の演出によりシアタートラムで初めて上演された。
これまで白井が世田谷パブリックシアターで演出を手掛けたリドリーの作品は5作に上り、その中でも『マーキュリー・ファー』はその他の作品と比べ、より過激な表現、より挑発的なセリフが次々と繰り出される作風で、極限状態に置かれた人間の残酷さが描かれている。
暴力と略奪がはびこる荒れ果てた世界であぶりだされる人間の本質を世の中に鋭く突きつけるとともに、生きること、愛することを渇望する人間の美しさを描く。
過酷な状況下で生きる兄弟役に挑むのは、吉沢亮と北村匠海。
さらに加治将樹、宮崎秋人、小日向星一、山﨑光、水橋研二、大空ゆうひが出演する。
『マーキュリー・ファー』出演者
STORY
ボロボロの部屋にエリオット(吉沢亮)とダレン(北村匠海)の兄弟がやって来る。ふたりは急いでパーティの準備にとりかかる。
そこに青年がひとり偶然顔を出し、「バタフライ」が欲しいので手伝うと言う。しばらくするとローラと呼ばれる美しい人物と、パーティの首謀者らしき男が謎の婦人を連れてやって来る。彼らの関係は…?
そして彼らの会話の中で語られる、バタフライの秘密とは…?
やがて、きょうのパーティゲストが到着するが、用意した「パーティプレゼント」に異変が起きて、事態は思わぬ展開に…
詳細は公式サイトで。
(文・エントレ編集部)
『マーキュリー・ファー Mercury Fur』
【作】フィリップ・リドリー
【演出】白井晃
【翻訳】小宮山智津子
【出演】
吉沢亮、北村匠海
加治将樹、宮崎秋人、小日向星一、山﨑光、水橋研二、大空ゆうひ
2022年1月28日(金)~2月16日(水)/世田谷パブリックシアター
2022年2月19日(土)、20日(日)/松本・まつもと市民芸術館主ホール
2022年2月23日(水・祝)/新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇
2022年2月26日(土)、27日(日)/西宮・兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール
2022年3月2日(水)/神戸・神戸文化ホール中ホール
2022年3月5日(土)、6日(日)/愛知・刈谷市総合文化センター大ホール
2022年3月10日(木)、11日(金)/福岡・福岡市民会館・大ホール
公式サイト
『マーキュリー・ファー Mercury Fur』
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