音楽座ミュージカルは、1987年に旗揚げ。1988年の「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」から現在に至るまで、一貫したテーマのオリジナルミュージカルを創り続けている。それぞれの作品は「生きる」ことの根源を問いかける精神性とオリジナリティを高く評価され、文化庁芸術祭賞、紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など、多くの演劇賞を受賞してきた。
今回上演されるミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』の原作はアガサ・クリスティーが1944年に発表した『春にして君を離れ』。推理小説で知られるアガサ・クリスティー作品には珍しく事件らしい事件は起こらない。
2018年に音楽座ミュージカルが世界で初めてミュージカル化。今回は脚本・演出をブラッシュアップしての再演される。
やさしい夫と良い子供に恵まれ、理想的な家庭を築き上げてきたことを誇りに思ってきた主人公が、思わぬ雨の影響で数日をすごすことになった砂漠で気づいた真実とはー。
本作の公開舞台稽古が行われ、報道向けに公開された。
動画はこれを抜粋したもの。【動画4分】
高野菜々(ジョーン・スカダモア役)からのコメント
ジョーン自身が、認めたくない真実に向き合った先に見えた、どうしようもできない孤独感。
生きていく中で、ひとりで決断しなければいけなかったり、どんなに絶望を感じながらも前に進まなければならないとき、幻想のようなハッピーエンドではなく、本当の意味で前に歩みを進めることができる力強い作品にしたいと願いを込めて創りました。
この作品が、明日につながる一歩となりますように。ぜひ今の音楽座ミュージカルに会いに来てください。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』
【原作】アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』
【脚本・演出・振付】ワームホールプロジェクト
【音楽】高田浩、金子浩介
【出演】
井田安寿・岡崎かのん・尾関そら・兼崎ひろみ・北村しょう子・清田和美・高野菜々・後藤さつき・酒井紫音・辻 凌子・冨永波奈・野田ゆかり・姫本梨央・毎原 遥・森 彩香・安中淳也・五十嵐進・上田 亮・大須賀勇登・小林啓也・佐藤伸行・新木啓介・林 芳弥・広田勇二・大西 碧・吉田知夏
【ラボシアター】 芹ヶ谷スタジオ
2020年10月31日(土)、11月1日(日)両日とも13:00開演
【大阪公演】 東大阪市文化創造館 大ホール
2020年11月12日(木)13:00開演
【愛知公演】 名古屋市公会堂
2020年12月10日(木)18:30開演
【東京公演】 草月ホール
2020年
12月19日(土)11:00開演/15:00開演
12月20日(日)11:00開演/15:00開演