RISU PRODUCEは1999年演劇ユニットとして活動を開始。主宰の松本 匠が全作品の作・演出を担当している。
都内の小劇場で活動しつつも地方での公演も多く、大阪のシアター・ドラマシティ、サンケイホールブリーゼ等、大劇場での公演も行なっている。
RISU PRODUCE『イキザマ3』(2018)
今回上演される「イキザマ3」は大学の応援団を題材にした作品。2015年の初演以来、2016年、2018年と再演を繰り返してきた人気作だ。
溝口琢矢と同作品二度目の岩田華怜がW主演を務めるほか、松本匠(RISU PRODUCE)、朝枝知紘(RISU PRODUCE)、齋賀正和、吉川柳太、長坂一哲、中尾太一、高橋邦春などが出演する。
三多摩大学に入学した野瀬は、体育会系とは無縁の貧弱とも見える一年生。
新入生歓迎会の際、たまたま目にした応援団員の熱意に溢れる演舞とそしてある「言葉」が心に響き、 応援団に入団することを決意する。
同輩の宮本は女性でありながら幼い頃からの夢を叶える為に入団した。
同じく同時期に入団した岩田は48歳で大学に入学した少し訳ありのオジさん。
新入団の3人は応援団らしからぬ面々だが、厳しい練習に耐え抜く日々が続く中、いつしか絆を深めていく。
そんな中、ある時、野瀬は今まで誰にも話す事が出来なかったある事実を宮本と岩田だけに打ち明ける。
そして岩田にも団員達には知られてはいけない衝撃の事実があった。
RISU PRODUCE「イキザマ」シリーズ 第三弾。押忍の精神の下、見返りを求めず、青春の全てを仲間と共に「団」に捧げる応援団員達のイキザマに迫ります。
松本 匠
これまでに20本の戯曲を書かせていただきました。
その作品の多くが通常スポットのあたらない人達や、犯罪に手を染めていく者の心理描写を描いてきましたが、この「イキザマ3」もある意味いつもと同じく決して自分達にスポットがあたる訳ではなく、 常に裏方として選手を応援する応援団員のイキザマを描いた作品です。
ただ過去の作品と決定的に違う点は出演者の平均年齢が20代という事です。
大学の応援団が舞台設定の為、必然的にそうなりますが、
この作品に一番必要不可欠なのは「エネルギー」です。そのエネルギーが物語を通してお客様の心の奥に届く事だと僕は信じています。
劇中にこの様な台詞があります。
「応援団員として一番大切な事は、見返りを求めず、どんな状況であっても、どんなに辛くても、仲間と共に己の限界を越えようとする「信念」を持ち続けることだって。そしてその信念を貫き通した者だけが、きっとその答えを得る事かできるんだ・・・」 この台詞は応援団だけではなく、多くの方々の人生にも通じる言葉ではないかと感じます。
正に十人十色の「イキザマ」ではないでしょうか・・・
本作は4月18日(土)から三重・四日市市文化会館 第二ホールで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
RISU PRODUCE『イキザマ3』
【作・演出】松本匠
【出演】溝口琢矢 岩田華怜
松本匠(RISU PRODUCE) 朝枝知紘(RISU PRODUCE)
吉川柳太 長坂一哲 中尾太一
高橋邦春 永吉悠人 谷風作 河津未来
村井崇記 大宮一斗 原田侑也 吉田竜馬
齋賀正和
2020年4月18日(土)/三重・四日市市文化会館 第二ホール
2020年4月22日(水)~4月29日(水)/東京・東京芸術劇場 シアターウエスト
公式サイト
RISU PRODUCE『イキザマ3』
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