のかみざとです!
文章書くのが苦手ですが、できるだけ自分の言葉でわかりやすく書けるよう頑張ってます!
“全力でファンを喜ばせるエンタメショー”
今回観劇してきたのは ― いやいや、“観劇”ではなく“体感”してきたのは 『DAYDREAM BABYS*』(略称:DDB*)。あえて言い直したのは、間違った先入観で会場に出向くと楽しみ損ねる作品になっているからです。恋愛映画だと思ったらホラー映画だった、和食料理食べに行ったのにインド料理が出た、麦茶だと思って麺つゆ飲んで吹き出した、ってのとおんなじ! この演目は、【新型バラエティ・エンターテイメント】として銘打ってます。実に正しい表記。ただここに【LIVE】という文字が入ってないのは、「松岡充さん(MICHAEL)が発案だからわかるよね?」ってことなんですかね?(イントロダクションには書いてますけど。)
では実際どんな内容かというと、パフォーマンスあり、即興あり、ライブあり、芝居ありの“全力でファンを喜ばせるエンタメショー”! なぜファンという括りにしたかというと、出演者が会場中の人を楽しませようと、いろんな一面を見せてくれるからです!
全てを受け入れてこそのファン!
本音を包み隠さずいうと、行く前までは松岡さんのライブを目的に行ってました。『どうせイケメンはイケメンにしか見えないもんなぁ』なんて気持ちも多少ありました。ただね、出てきた時の彼等はイケメンを押し出すどころか、それとは真逆のところで勝負してきました。冴えない地味な人たち? この先、どんな展開が繰り広げられるんだろうとじっと観ていたら、早速やってくれました、真緒さん! 芸人さんにも負けない体を張った演技! なんたるサービス精神! …もうね、爆笑でしたよ! 『少林サッカー
この瞬間から自分の“イケメン”先入観は消え去り、これは誰が見ても楽しめるものだ、と確信を得ました。真緒さんだけでなく、みんながエンターティナーとなって楽しませにかかる姿勢は天晴れ! カッコいい彼等だけを観たいファンにとっては残念な気持ちになるのかもしれないけど、全てさらけ出すってのは勇気のいること。全てを受け入れてこそのファン!…であって欲しい(笑)
安定したチームワークの上で、笑いは転がる
松岡さんといえば、自分の中ではSOPHIA! 当時、友達とカラオケに行っては、モノマネして歌ってました。そんな超有名人な彼と、自分よりも若い役者4名が、堂々と舞台の上でぶつかり合っていた姿が好印象! ってか、スゲェ信頼感! orよっぽどの恐いもの知らず!(笑) 演出家の自分が、舞台の上で尊敬する新感線のいのうえさんにもの申すのを想像しただけでチビリそうですもん。
拝見した回のスペシャルゲストの富田翔さんでした。これまた個性的な役を演じてて終始笑わせてもらいましたが、これがまた松岡さんにも無茶ぶりする! 勇ましき姿に「勇者か!」と内心ツッコミを入れました(笑)
この回はかなり暴走気味だったけど、それでも安定して見ることができたのはチームワーク力。必ず誰かがうまくフォローを入れる。熟練のサッカーチームのようでした。
日替わりゲストも要チェック! そしてどなたが来てもきっと楽しませてくれるはず。全部観たいわぁ~。
地球がひっくり返った…
ライブが始まって、ここが赤坂BLITZだということを再認識させられました。演劇のホールではあまりない体に響き渡る音楽、リズムに合わせて変化するド派手な照明。演劇しか観たことない人には新鮮かも。
個人的ですが、恩田快人さんは昔に何度もJUDY AND MARYのライブに行ってたので、その存在がとても嬉しかった!(ちょいちょいヒイキ目でゴメンね)
そして、先程までお笑い専門だった彼等の本領が発揮された。そのギャップになんというか…みんなは見慣れてて「キャー! ステキ☆」ってなるのかもしれませんが、自分はあまりのかっこよさに地球がひっくり返ったような衝撃があり、カッコよすぎて爆笑してました…はい、爆笑でした。なかなか体験することのない感覚でしたが、うん、ほんとカッコよくて爆笑でした(2度言っておきます)
この作品は松岡さんも言ってるように、2度と出来ないものでしょう。その歴史的瞬間を共有するのは、貴重なことだと思います。
そして、この作品の内容には彼等の歴史があり、当時を知らない人にとってはわからない部分もあります、自分がそうだったように。だからといって拗ねる必要も寂しがる必要もなく、新たなファンとなって、今後を楽しんでいけばいいと思います。
そうだ! 公演日数が長くないので、早く行かなきゃ終わっちゃうよ!
(文:かみざともりひと)
MITSURU MATSUOKA presents 『DAYDREAM BABYS*』
【構成・演出】 村上大樹
【芝居脚本】 鈴木おさむ
【出演】 荒木宏文 平田裕一郎 五十嵐麻朝 真緒/ 松岡充
※special guest musicians・・・Bass: 恩田快人(ex JUDY AND MARY)/Guitar:豊田和貴(MICHAEL)
※special
guests・・・富田翔(7/27(水)19:00)、廣瀬智紀(7/28(木)14:00/19:00)、秋山竜次(ロバート)(7/29(金)19:00)、久保田秀敏(7/30(土)12:00/17:00)、オキャディー・町田宏器(7/31(日)12:00)、なだぎ武(8/13(土)12:00/17:00)
2016年7月27日(水)~31日(日)/東京・赤坂BLITZ
2016年8月12日(金)~14日(日)/大阪・なんばHatch