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渋谷の洋服屋の中で行われる演劇!? 若者が問う「明日」についての物語

本編舞台写真より

演劇プロデュースユニット・モラトリアムパンツの舞台
「君が決めてよ明日のことは」が上演中。
劇場は渋谷・センター街にあるTシャツショップ「ARTON」の店内だ。

劇中のシチュエーションも同じく洋服屋。
1人の女性がモノローグを始め、
15年ぶりに中学生時代の友達から電話がかかってきて、
「集まろう」という話になる。

誰もが経験したことのあるシチュエーションのようでいて、
実はいろいろな意味を持つ電話なのだが、
その理由が次第に明らかになっていく様が巧みに描かれている。

君が決めてよ《明日》のことは


ダンスシーンもあり

劇中で強く意識されているのは「明日」のことについて。

中学生時代に感じていた「明日」と、
現在、大人になって感じる「明日」には大きな違いがある。
観客それぞれが過去の自分と今の自分を見比べて
「明日」の意味について考えさせられる、
そんな内容になっていたように感じた。

超至近距離での演技


中央は俳優 周りを囲むのは観客

芝居の内容もいろいろな仕掛けがあって面白いが、
俳優と観客の距離が他の芝居では味わえないほど近いのも特徴的だ。
ここまで近いと、自分も劇空間の中にいるような
錯覚を感じられるかもしれない。
大劇場では味わえない、小空間ならではの良さがあった。

本作は現在公演中で、3月28日(土)まで上演される。

また、好評につき、
21日(土・祝) 21:30と、
27日(金)11:00 に追加公演されるとのこと。
席数は少ないので、上記の日程を狙ってみてはいかがだろうか。

チケット予約フォーム

以下は先週公開されたダイジェスト映像。

(写真:Moratorium Pants 文:森脇孝/エントレ)

公演情報
演劇プロデュースユニット
Moratorium Pants第8回公演
演劇×洋服屋=着れる演劇 「君が決めてよ明日のことは」

【作】永妻優一
【構成・演出】橋本昭博
【出演】橋本昭博(モラトリアムパンツ) 佐山花織(モラトリアムパンツ・38mmなぐりーず)
加賀美秀明(青春事情) 池田朋子 藤井悠平 太田旭紀 ヲガワササノ 堀春菜
日替わり特別出演 馬場としのり(モラトリアムパンツ) and ARTONスタッフ!

2015年2月28日(土)~3月28日(土)/劇場・渋谷の洋服屋ARTON
料金 2,000円/ 学生 1,500円/ 演劇初めて割り(自己申告制) 1,500円

関連情報
Moratorium Pants『ヒットナンバー』/QSC3 優秀作品賞受賞作

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