2019.12.9  24

長塚圭史 演出、白石加代子、中村ゆり等が出演の舞台『常陸坊海尊』が開幕/KAATで22日(日)まで



舞台『常陸坊海尊』
舞台『常陸坊海尊』白石加代子、中村ゆり
 

舞台『常陸坊海尊』が12月7日(土)にKAAT神奈川芸術劇場で開幕した。上演は12月22日(日)まで。

 
本作は『近松心中物語』などで知られる戦後を代表する劇作家・秋元松代の最高傑作といわれる作品。

劇中にも登場する「常陸坊海尊(ひたちぼうかいそん)」は、源義経の忠臣として武蔵坊弁慶らとともに都落ちに同行し、義経最期の場所である奥州平泉での衣川の戦いを目前に主を見捨てて逃亡して生き延び、その後、不老不死の身となり、源平合戦の次第を人々に語り聞かせたと言われる伝説の人物。
荒唐無稽ともいえる東北の貴人伝説を背景に、戦中戦後の学童疎開と、人間の“生”や“性”、そして格差や差別といった問題を描いた本作がKAATで甦る。

出演は白石加代子、中村ゆり、平埜生成、尾上寛之、長谷川朝晴、高木稟、大石継太、大森博史、平原慎太郎、真那胡敬二など。
演出は長塚圭史が手掛ける。

 
舞台『常陸坊海尊』中村ゆり、尾上寛之
舞台『常陸坊海尊』中村ゆり、尾上寛之

 

STORY

東京から疎開に来た啓太と豊は、ある日雪乃という美しい少女に出会う。常陸坊海尊の妻と名乗るおばばと暮らしている雪乃に二人は海尊のミイラを見せられる。烈しくなる戦争で両親を失った少年たちは雪乃に魅かれていくが、啓太は母恋しさで次第におばばに母親の姿を重ねていく。
東京に戻って成人した豊は、十六年後、岬に近い格式の高い神社を訪ねる。そこには巫女をつとめる雪乃と戦後おばばたちと共に消息を絶った啓太の姿があった。
再会をなつかしむ豊は、雪乃の妖しい美しさに魂を抜かれてぬけがらとなった啓太に衝撃を受け、あざわらうかのように子守歌をうたう雪乃に魅入られていく自分の平凡な人生の、基盤がくずれていく恐怖に自失する。
取り残された啓太は、生きながら死に腐れていく自分の運命を嘆き、現れた第三の海尊に救いを求めるが、やがて自分自身が海尊となり、自らの罪を懺悔するため琵琶を抱いてさまよっていく。

 
舞台『常陸坊海尊』尾上寛之、平埜生成
舞台『常陸坊海尊』尾上寛之、平埜生成

舞台『常陸坊海尊』白石加代子
舞台『常陸坊海尊』白石加代子

舞台『常陸坊海尊』大森博史
舞台『常陸坊海尊』大森博史

舞台『常陸坊海尊』中村ゆり
舞台『常陸坊海尊』中村ゆり

 

本作はKAAT神奈川芸術劇場で12月22日(日)まで上演される。
詳細は公式サイトで。

(撮影・文:森脇孝/エントレ)

 

 

公演情報

舞台『常陸坊海尊』

【作】秋元松代
【演出】長塚圭史
【音楽】田中知之(FPM)

【出演】白石加代子 中村ゆり 平埜生成 尾上寛之 長谷川朝晴 高木稟 大石継太 明星真由美 弘中麻紀 藤田秀世 金井良信 佐藤真弓 佐藤誠 柴一平 浜田純平 深澤嵐 大森博史 平原慎太郎 真那胡敬二 <子役> 山崎雄大 白石昂太郎 室町匠利 木村海翔 藤戸野絵

2019年12月9日(土)~12月22日(日)/神奈川・KAAT神奈川芸術劇場

公式サイト
舞台『常陸坊海尊』

チケット
ぴあicon ローチケicon イープラス

関連記事

最近の記事


 ≫もっと見る
 

編集部ピックアップ!

エントレがおすすめする他の舞台



Copyright 2020 Village Inc.