2019.11.13  17

キャストに三津谷亮、伊藤寧々、清水優、七味まゆ味ら CEDARが挑む世界文学最高峰の人間ドラマ「悪霊」2020年1月23日からシアター風姿花伝で上演



CEDAR『悪霊』
宣伝デザイン 飛田庸徳
 

CEDARによる舞台「悪霊」が1月23日(木)から東京・シアター風姿花伝で上演される。

 
2012年英国シェフィールド国際演劇祭にて最優秀演出家賞を獲得した演出家・松森望宏が、オニール『夜への長い旅路』、三好十郎『胎内』、シラー『群盗』、アラバール『建築家とアッシリア皇帝』に続き、人間の生きる意味を問い続ける硬派な作品として、今回はドストエフスキーの『悪霊』をとりあげる。

 
CEDAR Produce vol.4「建築家とアッシリア皇帝」 写真:阿部章仁
CEDAR Produce vol.4「建築家とアッシリア皇帝」 写真:阿部章仁

 
1869年にモスクワで起きた過激派グループ内の殺害事件「ネチャーエフ事件」。この『悪霊』は、革命家たちの悲劇の物語を題材として執筆された。結束を図るために脱退者を殺害したこの事件を元に、ドストエフスキーが無神論的革命思想の成立過程およびその影響について探求した世界を代表する傑作だ。

強烈な個性を与えられた登場人物たちは、多くの謎を孕ませながら悲劇への道を突き進んでいく。ドストエフスキーらしい「ロシア的」なものを聖書に出てくる悪霊にとりつかれた豚になぞらえて、悲劇的な過渡期のロシアと無神論が織りなす物語は圧巻だ。

 
出演は三津谷亮、伊藤寧々、桧山征翔、清水優、七味まゆ味、市原朋彦、前田一世、岩田華怜など。演出は松森望宏が手掛ける。

 

STORY

1861年の農奴解放令によって一切の旧価値が崩壊し、動揺と混乱を深める過渡期ロシア。
青年たちは、無政府主義や無神論に走り秘密結社を組織してロシア社会の転覆を企てる…
旧体制の権威を地に落として、人々が旧体制を冷笑するようになったころ
青年たちは新しい象徴を担ぎ出そうとしていた…

 

松森望宏(演出家)

この作品は、ある意味私の悲願でありました。演劇を通して「生きるとは」を考え続けた時、どの人間でも共通する「何か」というのを探し求めていきたくなりした。それは「哲学」と置き換えてもいいと思います。「善く生きる」ことを考えることは世界と繋がれる壮大な思想。探求の始まりです。誰にとっても「善い」行動を自ら知るとき、考え続ける人々の深い叡智に触れることができるのではと思い、「悪霊」の上演を企画させて頂きました。
鬱屈した世界の中で生き残るための詭弁と、エゴイズムで人の命を奪った男の贖罪。他人を信じることの難しさ、自分を信じることの難しさ、ドストエフスキーがロシア革命以前に触れた人間という獣の孤独な咆哮と、それを赦す眼差し。「本当に人間を考える」とはどういうことか。ドストエフスキーとカミュに尊敬の念を抱きならが、じっくりと人間という尊い存在を見つめていきたいと思います。

 
本作は2020年1月23日(木)から東京・シアター風姿花伝で上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

公演情報

CEDAR「悪霊」

【原作】フョードル・ドストエフスキー
【脚色】アルベール・カミュ
【演出】松森望宏

【出演】三津谷亮 伊藤寧々 桧山征翔 清水 優 七味まゆ味 市原朋彦 前田一世 岩田華怜(友情出演) 円地晶子 宮地大介 今井 聡 澤崎裕昭 尾尻征大 銀ゲンタ 渡辺優美 大西一希 十代修介 奥中 椋 松浦尚久

2020年1月23日(木)~1月29日(水)/東京・シアター風姿花伝

 
公式サイト
CEDAR「悪霊」

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