2019.11.11  233

“考えるな、感じろ!”演出家・城田優が自信をもって世に送り出す ミュージカル「ファントム」初日前会見レポート



ミュージカル「ファントム」フォトセッションより
ミュージカル「ファントム」フォトセッションより
 

11月9日(土)、東京・赤坂ACTシアターにてミュージカル「ファントム」が開幕。前日となる8日(金)、同劇場にて、城田優、加藤和樹、愛希れいか、木下晴香、廣瀬友祐、木村達成が登壇して初日前会見が行われた。

 

本作は、フランスのベストセラー小説「オペラ座の怪人」を原作とするミュージカル作品。怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲で世界中の人々を魅了し、愛され続ける名作が、類い稀なる実力を兼ね備えたキャスト・スタッフの集結により“新演出版”として誕生する。

 
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 城田優
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 城田優

今回の上演では、2014年にファントム役を務めた城田優が演出に挑戦。主演と演出の両方を担う。
そんな初めての経験について城田は、『個人的には、緊張や不安がある』と話しつつも、『最高のクオリティーを作りたいがゆえに葛藤した。出来ることはやったので、作品としては2019年間違いなく一番輝かしくて、夢の世界で、愛に満ちていて、希望と絶望が入り交じった、最高のエンターテインメントが出来たと、自負しています!』と、輝く瞳で自信を見せた。

 
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 加藤和樹
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 加藤和樹

“演出家・城田優”はどんな存在か。と聞かれた加藤が、
『素晴らしいです!こんな素敵な人は世の中にいないと思います!』と即答すると、隣の城田が嬉しそうに笑う。
続けて加藤が、『皆で(城田を)信じてやってきました。沢山の人を引っ張る力、人としての力、演出家としての力がある人。本当に心強い』と答え、周りのキャスト陣もうなずく。城田を筆頭に、強い信頼関係が築かれたカンパニーだということを強く感じた瞬間だった。

 
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 城田優、加藤和樹
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 城田優、加藤和樹

何やら城田が加藤に耳打ち。会場からはクスクスと笑い声が。

 

ミュージカル「ファントム」囲み取材より 愛希れいか
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 愛希れいか

本作のヒロインとなるクリスティーヌ役を演じる愛希と木下も、『愛に溢れた方』『頼もしい背中を見ながら、必死でついて行きたい』とコメントした。

 
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 木下晴香
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 木下晴香

『パワフルにエネルギッシュにカンパニーを引っ張ってくれる姿に、感動として、尊敬しています。初日の幕が開いたら、お客さんはもちろん、まず始めに城田優を感動させたい』と話すのは、クリスティーヌに想いを寄せるシャンドン役の廣瀬友祐。

 
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 廣瀬友祐
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 廣瀬友祐

『城田さんのどこに一番感動しましたか?』とのインタビュアーからの質問に、『鼻の高さ…?』と答えるとキャスト陣含め会場中が爆笑!
『入るところからやり直してもいいですか!?(笑)』(城田)
『冗談です!(笑)気を遣いつつも、自分のプランを皆に平等に訴え続ける姿は凄いと思いました!』(廣瀬)
続く2人のやりとりから伝わってくる仲の良さが、微笑ましかった。

ミュージカル「ファントム」囲み取材より 木村達成、木下晴香
ミュージカル「ファントム」囲み取材より 木村達成、木下晴香

廣瀬とWキャストでシャンドン役を努める木村は、『いつもニコニコして現場にいてくださる、凄く心が広い方。“考えるな、感じろ!”って常に投げかけてくれる』と話す。
この、“考えるな、感じろ!”精神、“形”で作る芝居ではなく、“心”で作る芝居にしたい。というのは、城田が大切にしている今回のテーマだという。
確かに、『ミュージカルをあまり見たことがない方に、もっと劇場に足を運んで欲しい』と日頃から訴えているイメージのある城田。今回は劇場の内装から丁寧にこだわり、見渡す限り城田の“愛”で溢れている。

登壇したキャスト陣から次々と褒め言葉を浴びた城田は、『身と気が引き締まります』と少し恥じらいながらも力強くコメントし、『自分としては不安もありますが、早く皆さんに観ていただきたい!この裏腹な2つの感情があって、不安で壊れそうです(ミュージカル「エリザベート」から引用)』と木村の方を見て話す。
『作品が違う!』と木村に突っ込まれて、『ごめんごめん(笑)』と城田が笑い、続く様に全員が笑顔になる和やかな雰囲気からも、とても良い環境で作られた作品であることが伺えた。

 
ミュージカル「ファントム」フォトセッションより
ミュージカル「ファントム」フォトセッションより

 
最後に本作の見所についての質問には、演出・主演の城田が代表してコメント。
『感じる芝居、感じる歌、皆様の胸に届く沢山の“愛”の形が詰まった作品。僕が、大好きで愛が溢れる作品をどう描いたのかを劇場で体感していただきたいですし、キャスト・スタッフ達の素晴らしいエンターテインメントを是非楽しみにしていただきたいです!』

多くの人の“愛”に包まれて誕生する新たな物語の世界へ早く飛び込みたい!と、胸がウズウズさせられた会見だった。

本作は、11月9日(土)から12月1日(日)まで、赤坂ACTシアターで上演されたのち、12月7日(土)から16日(月)まで、大坂・梅田芸術劇場で上演される。
詳細は公式サイトで。

 
城田優&木下晴香によるゲネプロ映像はこちら!
観劇レビューはこちら!

 
 
(撮影・文:越前葵)

 

 

公演情報

ミュージカル『ファントム』

【脚本】アーサー・コピット
【作詞・作曲】モーリー・イェストン
【原作】ガストン・ルルー
【演出】城田 優

【出演】
ファントム(エリック):加藤和樹・城田優
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか・木下晴香
フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐・木村達成
カルロッタ:エリアンナ
アラン・ショレ:エハラマサヒロ
ジャン・クロード:佐藤玲
ルドゥ警部:神尾佑
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉
少年エリック:大河原爽介・大前優樹・熊谷俊輝

安部三博、伊藤広祥、大塚たかし、岡田誠、五大輝一、Jeity、染谷洸太、高橋卓士、田川景一、富永雄翔、幸村吉也、横沢健司、彩橋みゆ、桜雪陽子、小此木まり、可知寛子、熊澤沙穂、丹羽麻由美、福田えり、山中美奈、和田清香

2019年11月9日(土)~12月1日(日)/東京・TBS赤坂ACTシアター
2019年12月7日(土)~12月16日(月)/大阪・梅田芸術劇場メインホール

公式サイト
ミュージカル『ファントム』

チケット
ぴあicon ローチケicon イープラス

関連記事

最近の記事


 ≫もっと見る
 

編集部ピックアップ!

エントレがおすすめする他の舞台



Copyright 2019 Village Inc.
劇団BDP ミュージカル『KUSHINADA』