【動画3分】永作博美、山崎一らの濃厚な会話劇! 舞台『人形の家 Part2』が8月9日に開幕/北九州、富山、京都、宮崎、豊橋、仙台でも上演
舞台「人形の家 Part2」永作博美
パルコ・プロデュースによる舞台『人形の家 Part2』が8月9日(金)に、紀伊国屋サザンシアターで開幕する。
イプセンの「人形の家」は、ノラが社会の中での役割を強要され、自分自身でいることが許されない古びた生活に決別し、家を出るシーンで終わる。
本作「人形の家 Part2」は、「人形の家」のノラが家を飛び出した15年後という設定で描かれ、混沌とした現代社会の中での女性の生き方、現代の家族のあり方を鋭くつきつける内容となっている。
また、「ノラ VS 乳母のアンネ・マリー」、「ノラ VS 夫のトルヴァル」、「ノラ VS 娘のエミー」というように、2人芝居が連続した形で進行するという点もスリリングで斬新だ。
ノラを演じるのは永作博美。そして夫のトルヴァルは山崎一、乳母のアンネ・マリーは梅沢昌代、娘のエミーは那須凜が演じる。
本作のフォトコールと囲み取材が行われた。
動画はこれを収録・抜粋したもの。【動画3分】
◆ヘンリク・イプセンの「人形の家」とは?
結婚して3人の子供に恵まれ、何不自由なく暮らしているお嬢様育ちのノラと裕福な弁護士のトルヴァル。
ある日、過去にやむにやまれず借用証書の偽造をしていたノラの秘密が夫トルヴァルの部下にバレてしまい脅迫を受けることに。相手の要求はトルヴァルにしか実行できないもので、ノラは隠し通すことが出来なくなり、トルヴァルは初めてノラに対して激怒する。
この事件をきっかけに、ノラは「自分が可愛いだけのお人形でいることが結婚だったのか?」「夫にとって自分は対等な人間ではないのか?」という疑問を抱き、ひとりの人間として自立するためにはこの家を出るしかないと決意する。
女性が夫と3人の子供を捨てて家を去るという、”女性の自立”を強烈に描いたラストシーンは当時の人々に大きな衝撃を与え、以降140年間に渡り世界中で愛され、上演され続けている近代古典の名作。
◆ルーカス・ナス作「人形の家 Part2」STORY
15年ぶりに家に帰ってきたノラ。乳母は驚きながらも歓迎し、夫との和解を勧める。
しかしノラの目的は別にあった。
実はこの15年の間に、ノラは女流作家として成功を収めていた。
本名を伏せ自身の経験を綴った作品は、多くの女性の共感と反響を呼んだ。
しかしある女性読者の夫に、ノラの「未婚の 女流作家」という立場が偽りであるという事実を掴まれ、世間に公表すると脅迫されていた。
ノラは、この危機を回避するために夫との離婚を成立させるべく家に戻ってきたのだった。
舞台「人形の家 Part2」
舞台「人形の家 Part2」
舞台「人形の家 Part2」
本作は8月9日(金)から東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演。その後、北九州、富山、京都、宮崎、豊橋、仙台で上演される。
詳細は公式サイトで。
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
舞台『人形の家 Part2』
【作】ルーカス・ナス
【翻訳】常田景子
【演出】栗山民也
【出演】永作博美、山崎 一、那須 凜、梅沢昌代
2019年8月9日(金)~9月1日 (日)/東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA
2019年9月6日(金)~7日(土)/北九州・北九州芸術劇場 中劇場
2019年9月11日(水)/富山・富山県民会館ホール
2019年9月14日(土)~16日(月・祝)/京都・ロームシアター京都サウスホール
2019年9月20日(金)/宮崎・メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)・演劇ホール
2019年9月23日(月・祝)/豊橋・穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホール
2019年9月26日(木) /仙台・電力ホール
公式サイト
舞台『人形の家 Part2』
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