会社の悪習と少子化問題がらせん状に絡み合う!? 青年座 舞台『DNA』8月16日からシアタートラムで上演
劇団青年座『DNA』
劇団青年座の舞台『DNA』が8月16日(金)からシアタートラムで上演される。作は中村ノブアキ、演出は宮田慶子。
劇団青年座は今年で創立65周年を迎えた劇団。創立から変わらず「創作劇の上演」にこだわり、最近では、野木萌葱『外交官』、古川健『旗を高く掲げよ』、中津留章仁『断罪』、長田育恵『砂塵のニケ』、シライケイタ『安楽病棟』(脚色)、瀬戸山美咲『残り火』など、第一線で活躍をする劇作家たちと共に創作活動を続けてきた。
今回上演される『DNA』は中村ノブアキの新作。《大企業での不正問題》と《家庭での少子化の問題》という、一見無関係とも思える2つのテーマが、らせん状に絡み合って物語が展開。「次代に繋ぐ」ことの意味を描く。
出演は青年座の中心メンバーといえる石母田史朗、安藤瞳、横堀悦夫など。演出は宮田慶子が手掛ける。
子どものいない夫婦。二人は大手電機メーカーの元同僚。夫婦は同じ部署で働くことができないという社内の不文律により、異動することになった妻は退職、夫はそのまま会社に残った。その後、妻は昔からの夢だったインテリアコーディネートの会社を友人と起業、多忙な日々を送っていた。
そして現在、家庭では――
夫婦の間に子どもがいるのは自然なことと考える夫に対し、働くことに生きがいを見出し、子どもがいなくてもいいと考える妻。最近、そのことで言い争いが絶えない。
一方、会社では――
夫が所属するPC事業部には、売上目標達成のために、歴代受け継がれる決算方法があった。社員たちは、一歩間違えば不正ともいえるこの方針に従ってきた。会社発展のためにはやむを得ないと考え、それを受け入れなければ出世できないからだ。しかし、新しく配属された社員が異論を唱えたことにより、事態は思わぬ方向へ進んでいく。
本作の上演に先立って、青年座劇団員の公演応援コメント動画がTwitter上で公開されていく企画がスタートした。
1本目として青年座劇団員の高畑淳子のコメントが公開された。
※高畑淳子さんは本作の出演者ではありません。
8/16からスタートする青年座公演『DNA』。
初日に向けて、本日(6日)より #青年座 劇団員からの応援コメントを、このアカウント(@_seinenza)でお届けします。
いつ、誰が登場するかはお楽しみに!!
本日お届けする一人目は、#高畑淳子
公演情報はこちら→https://t.co/bbU9S80ZFj pic.twitter.com/abZx8MvY09— 劇団青年座 (@_seinenza) 2019年8月6日
続きは、青年座Twitterで。
劇団青年座Twitter @_seinenza
本作は8月16日(金)から東京・シアタートラムで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
劇団青年座第238回公演『DNA』
【作】中村ノブアキ
【演出】宮田慶子
【出演】
時枝一哉(36)主任 = 石母田史朗
時枝典子(32)妻 = 安藤瞳
時枝里美(61)母親 = 井口恭子
須藤史郎(53)部長 = 横堀悦夫
和泉健三(46)課長 = 桜木信介
柴崎徹也(32)部下 = 久留飛雄己
倉持美智代(28)部下= 世奈
前田菜穂(32)典子の友人 = 柳下季里
2019年8月16日(金)~8月25日(日)/東京・シアタートラム
公式サイト
劇団青年座第238回公演『DNA』
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