2019.8.5  8

その鳥は「愛」と「自由」のどちらも欲しがった… 大寺亜矢子のLa TELaviata5『カルメン--鳥が野鳥になる時』9月19日、20日にStar Pine’s Cafeで上演


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La TELaviata5『カルメン--鳥が野鳥になる時』
デザイン/篠原ありさ
 

La TELaviataによる舞台『カルメン--鳥が野鳥になる時』が9月19日(木)、20日(金)に東京・Star Pine’s Cafeで上演される。

 
La TELaviataは、女優・大寺亜矢子が企画公演する場。2016年、燐光群アトリエの会『楽屋』フェスティバルに参加する為に立ち上げ『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』を上演。2017年には初の自主企画公演『La TELaviata2 -大寺亜矢子の憂鬱編-』を南青山MANDALAにて上演した。

さらに2018年『La TELaviata3 -星の王子さま編-』、2019年『宮城野 miyagino』と様々なタイプの作品を創り上げてきた。

毎回外部から演出家を招き、役者はもちろんのこと、器楽奏者、ダンサー、声楽家、エアリアルパフォーマーなど様々なジャンルで活躍するクリエイターが出演。既存戯曲の可能性を探る挑戦的な作品創りを目指して活動を続けている。

 
La TELaviata4『宮城野』
『宮城野 miyagino』より photo by 小杉朋子

 
『カルメン』は、主宰の大寺が「いつか上演したい」と願っていた作品で、『La TELaviata3 -星の王子さま編-』の上演台本・演出を手掛けた舘亜里沙に話をもちかけ今回の上演が実現した。
オペラとして知られるビゼー作曲『カルメン』だけでなく、原作であるメリメ作『カルメン』の要素もある、全く新しい《La TELaviataならではのカルメン》になるという。

主演は女優の大寺亜矢子。さらに市川浩平、高橋拓真、木村雄太、林真悠美、安藤千尋、星智恵、荒木優太、植村美有と多くの声楽家が集まった。

 

STORY

取材のためにスペインの地を訪れた作家は、奇遇にもお尋ね者の盗賊ホセ・ナヴァロ(ドン・ホセ)と親交を深め、彼の身を落とす要因となった美しいジプシー女カルメンを目にする。
それは、ホセが闘牛場の陰でカルメンを刺し、自ら処刑台を望んで出頭するわずか数日前のことだったのだが…。

ホセに死後のことを託された作家は、一方でカルメンのことも忘れられず彼女の跡をたどるが、巷で耳にする話は一向に噛み合わない…「あの娘は野鳥だ」ということ以外は。
そこで彼は自らペンを取り、自分の思い描くホセとカルメンの物語を綴り始める。2人は本当に「自由なジプシー」だったのか?カルメンは本当に「野鳥のように気まぐれ」だったのか?彼の出した答えとは…?

 

舘亜里沙(上演台本・演出)

カルメンの見せ場の音楽のほとんどは声楽のアンサンブル。だけど主演は「女優」であって「歌手」では無い。一つ間違えば「ビゼー《カルメン》のハイライトやりたいなら全員歌手で良くない?」となるし、また一つ間違えば「これ、他のキャスト歌手である必要ある?」になるし……

『その鳥は「愛」と「自由」のどちらも欲しがった…』というキャッチフレーズの通り、テーマは「愛」と「自由」の葛藤です。人を愛するというのは、誰かに心を縛られている時点で、純粋な自由を失うことでもあります……それを幸せと捉えるか苦痛と捉えるかは個人次第ですが……矛盾した2つのものを求め、死へと突き進む女性を主宰&主演の大寺さんには演じていただきます。
オペラ《カルメン》をよく知っている方ならきっと楽しみに足を運ぶであろうドン・ホセは大学の先輩にもあたるテノール市川浩平さんにお願いしました。今回はある意味で「花の歌」をオペラで聴く以上に堪能できるかもしれません!?

テノール高橋拓真君は、ドラマ上の要となる作家役で登場。今度は真逆のキャラクターですが、星の王子さまで歌ってもらったサティ《優しく》が印象的で、繊細な役作りを期待しています。
そしてやはりドラマ上の陰の立役者で登場いただくのが、バリトンの木村雄太君。カルメンとは対照的な、静かにしたたかに生き続ける酒場の主人を演じていただくほか、カルメンといえば……の名曲も歌ってもらいます。

ソプラノの林真悠美さんは2役やっていただきますが、特に楽しみなのはオペラ《カルメン》のミカエラにあたる女性。しかしながら登場するのはドン・ホセの死後です…それだけに彼女の愛はいっそう狂気的で切ない。
いつでも冷静に構えるジプシー女を演じてくれるのが、メゾソプラノの星智恵さん。彼女が舞台にいてくれると安心するという私の想いがそのまま反映されたような役柄です。そしてもう一人のメゾソプラノ安藤千尋さんはオペラだとスルーor割愛されている小説『カルメン』のエピソードを託している他、オペラ《カルメン》の音楽的に重要な部分もお任せしています。

そして、ピアニストには『星の王子様』に続き、植村美有さんがご登場。同じフランスものでも前回とは全然違うテイストの音楽をお願いしていますが、どのように仕上げてきていただけるのか、とても楽しみです。
さらに今回は器楽奏者として、非常に尊敬しているトランぺッターの荒木優太さんが登場します。初めて彼の音を聴いたとき「これ本当にトランペット!?」と思うほどの柔らかく滑らかな音運びに驚いたのですが、それを最大限に活かしたいと思います。

 
本作は9月19日(木)、20日(金)に東京・Star Pine’s Cafeで上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

公演情報

La TELaviata5「カルメン--鳥が野鳥になる時」

【作・演出】舘亜里沙

【出演】大寺亜矢子、市川浩平、高橋拓真、木村雄太、林真悠美、安藤千尋、星智恵、荒木優太、植村美有

2019年9月19日(木)~9月20日(金)/東京・Star Pine’s Cafe

公式サイト
カルメン--鳥が野鳥になる時

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