笑いの求道者・中野劇団のシチュエーションコメディの傑作『10分間2019』が5月10日から大阪・東京で上演
中野劇団『10分間 2019』
京都を拠点に活動している中野劇団の舞台『10分間2019』が5月10日から大阪・東京で上演される。
中野劇団は、主宰・中野守が2003年に京都で旗揚げした“笑い”が主体の劇団。代表作である「10分間~タイムリープが止まらない~」は平成29年度 希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」優秀賞に選出された。
また、第6回クォータースターコンテスト(QSC)では「隣人が」がノミネート作品に選出され、全81作品中第2位にあたる優秀賞を受賞した。
本作「10分間」は2006年に初演、2010年、2016年と上演されブラッシュアップを重ねてきた劇団の代表作。
4度目の上演となる今回は大阪・東京の2都市でツアー上演される。
出演は中野劇団の劇団員、三条上ル、川原悠、延命聡子に加え、河口仁(シアターシンクタンク万化)、丹下真寿美(T-works)、桐山篤、濱辺緩奈、長橋秀仁。
日替わりで湯川知行(5/10)、真野絵里(5/11)、桐山泰典(5/12)、金田一央紀(Hauptbahnhof)(東京公演全ステージ)が出演する。
作・演出は中野守が手掛ける。
⇒中野守と三条上ルにインタビューした特集記事はこちら
大学の映画研究部の同期で集まる飲み会に参加する聖子は、同じ十分間を何度も繰り返すループ現象に陥り抜け出せなくなる。
繰り返しの中で同席する仲間に様々な方法で何度も説明を試みるが、誰にも信じてもらえない。聖子の苛立ちと疲労は増幅していく。
2006年、2010年、2016年と上演を重ねてブラッシュアップした劇団代表作のシチュエーションコメディ。4度目の今回は10年ぶりの大阪・東京2都市公演です。
CoRich舞台芸術アワード!2016において大阪単独公演でありながら6位を獲得した『10分間2016』から続投する劇団員に加え、中野劇団前回公演『代役』出演の河口仁、今年3月にT-worksでも大阪・東京公演を行う丹下真寿美、焼酎亭神無月として役者落語でも活動する桐山篤、大阪・東京で活動する濱辺緩奈、2018年に解散したThE2VS2の長橋秀仁と、強力なコメディ俳優陣をゲストに迎えて上演します。
平成29年度 希望の大地の戯曲「北海道戯曲賞」優秀賞受賞。
CoRich舞台芸術アワード!2016 6位。
鴻上尚史(作家・演出家)コメント
クォータースターコンテストでの出会いは、実に楽しいものでした。女優のうまさに唸り、アイデアの秀逸さに感動しました。クォータースターコンテストで、中野劇団の名前を見るたびに、ワクワクしています。
映像であれだけ面白いのですから、生の舞台はすごいはずです。
冨坂友(アガリスクエンターテイメント 主宰・脚本・演出)コメント
中野劇団は手強い。
「社会人劇団だから…」と謙遜しているけど、脚本も演技もとんでもない足腰の強さを見せてくるから油断ならない。
さらには安定感のみならず題材や設定の攻めっぷりもすごいんだから尊敬しちゃう。
時間移動コメディをやるときに、10分間のループのみって、普通踏み切れませんよ!?
池田智哉(新宿シアター・ミラクル支配人)コメント
2016年版を拝見しました!
序盤から丁寧に張られた伏線にジワジワきてグッときてゲラゲラ笑ってハラハラして最後まで楽しめました。
3年ぶりの再演ということでさらに面白くなっていると期待しております!
コメディファン必見です!
なお、以下の日程でアフタートークが行われる。
5月24日(金)19:00の回終演後
冨坂友(アガリスクエンターテイメント 主宰・脚本・演出)
畑中智行(演劇集団キャラメルボックス 俳優)
5月25日(土)18:00の回終演後
本作は5月10日(金)から大阪・HEP HALLで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
中野劇団『10分間 2019』
【作・演出】中野守
【出演】三条上ル 川原悠 延命聡子(以上、中野劇団)
河口仁(シアターシンクタンク万化) 丹下真寿美(T-works) 桐山篤 濱辺緩奈 長橋秀仁
湯川知行(5/10のみ) 真野絵里(5/11のみ) 桐山泰典(5/12のみ) 金田一央紀(Hauptbahnhof)(東京公演のみ)
2019年5月10日(金)~5月12日(日)/大阪・HEP HALL
2019年5月24日(金)~5月26日(日)/東京・こまばアゴラ劇場
公式サイト
中野劇団『10分間 2019』
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