2019.3.6  27

東北に縁のある俳優・市民も出演! 震災をテーマにした3作品「アジアの神々の系譜」3月10日から岩手・リアスホールで上演


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舞台「アジア神々の系譜」
舞台「アジア神々の系譜」
 

舞台「アジア神々の系譜」が3月10日(日)から岩手県・大船渡市民文化会館リアスホール マルチスペースで上演される。

 
「アジアの神々の系譜」は、ミュージカル『いのちてんでんこ』、新作ミュージカル『シシオドリ海を渡る~こころ静かに遊べ友だち~』、ダンス作品『アジアンタイガー』の3作品を上演する企画。

ミュージカル『いのちてんでんこ』は東日本大震災をテーマとして、震災で生き残った人のオーラルヒストリー(証言)を元に2013年に創作され、これまで50回近く上演を重ねてきた作品。今回の主演は小学6年生の時に陸前高田市で被災した経験がある熊谷衡が務める。

『シシオドリ海を渡る~こころ静かに遊べ友だち~』(作:黒川陽子・矢戸優太郎)は東北地方に現在もいきづく民俗芸能”鹿躍り”の成り立ちを劇団劇作家所属の黒川陽子が現地でリサーチし、演出に田中圭介を据えて、東北に所縁のある俳優 芝原弘(黒色綺譚カナリア派/コマイぬ)やダンサー 手代木花野、三澤一弥(劇団 短距離男道ミサイル)など現役の俳優と現地の市民キャストで創作している。

そして、同じく地震と津波の被害にあったインドネシアの国立芸術大学の教授でもある振付家・ダンサーのマルティヌス・ミロトによる『アジアンタイガー』はインドネシアと東北民俗芸能の共通点マスクを使用したダンス作品だ。

 

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STORY

市役所に入庁したばかりの若者がいた。
『あの日』若者はデスクに向っていた。

東日本大震災、窓の外の光景に若者は絶句する。
海沿いの避難所の世話係になった若者は、
避難民とともに生活するようになるが、非力さに苦悩する。
だが若者は気づく。目にうつる、人々の愛おしいつながり。
震災をきっかけに、老人たちと子どもたちが親密に暮らしている。
彼らがわかちあうのは、この土地に根付いた文化、芸能。
そこには前に進もうとする人達がいた。
やがて避難所に仮設風呂ができ、若者は黙々と薪割りをつづけた。
食事は白いオニギリだけ。頬張ると、若者の頬を涙がつたった。
すべてに感謝の念がわいた。

そして若者は驚く。
『あの日』を経験する前からあったはずの空、そして憎いはずの海の美しさに。
極限状態のなか、若者の命はかがやき、やがて被災地の太陽となる。

 

前川十之朗(「アジア神々の系譜」プロデューサー)

私は、2012年4月に国の取材員として被災地に赴任しました。そこで得た大切な証言を未来につなげたいという想いが高まり、同年10月に“みんなのしるし”を岩手県大船渡市に設立しました。手元にあったわずかな資本と地域の信金さんに無謀にも舞台作品の企画提案をして奇跡的に借入金を得て、おかげさまで本年の10月でまる6年を迎えることができました。現在まで、被災地域の復興を目指して個人的な想いを胸にボランタリーな活動を主に行ってまいりました。しかし、これまでを振り返りますと、地方にとって最も大切なのは文化と経済を繋ぐ「担い手」だと最近では強く感じるようになりました。
若手が活躍すると地域が明るくなる。人が育てば地域の未来が変わる。人が育つ環境を整えることが何よりも一番大切なのだと考えます。

みんなが前向きに興味をもって仕事を続けることができる“場”作り‥‥
「アジア神々の系譜」は、それを実現するために永続的に発展しうる事業と位置付けています。そして、三陸沿岸の集落には日本人が忘れている本来の強固な繋がりがまだ残っています。いま社会が求めているコミュニティ再生への手がかりを掴もうとするならば、三陸を訪れるのが一番の近道であるとさえ思えます。
それは本事業が三陸の被災地から世界への「復興のメッセージ」になるからに他なりません。

世界中に三陸の魅力を発信して行きます。そして、世界中から三陸に観客を集めます。
これは、1000年に1度の、未来に資源を残せる大きなチャンスです。
どうか関係するみなさまのあたたかいご支援のほど、よろしくお願い致します。

 
舞台「アジア神々の系譜」
『いのちてんでんこ』公開ドレスリハーサル(2019/03/03)撮影:佐藤典之

 
本作は3月9日(土)に公開ゲネプロ、3月10日(日)に本番が岩手県・大船渡市民文化会館リアスホール マルチスペースで上演される。
10日の本番は現在完売だが、9日はまだ空きがあるとのこと。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

公演情報

みんなのしるし合同会社「アジア神々の系譜」

【作】前川十之朗、黒川陽子・矢戸優太郎
【振付】小山柚香・緒方祐香、磯島未来 、マルティヌス・ミロト
【演出】前川十之朗、田中圭介、マルティヌス・ミロト

【出演】熊谷衡、大石丈太郎、片山千穂、湯浅文音、長谷川暢、芝原弘、三澤一弥、手代木花野 ほか

2019年3月10日(日)/岩手県・大船渡市民文化会館リアスホール マルチスペース

公式サイト
アジア神々の系譜

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