2019.3.6  29

つかこうへいの記念碑的作品が《脚色無し》で甦る! 9PROJECT「出発」日暮里d-倉庫で開幕/3月10日(日)まで!


 ≫広告掲載のご案内


9PROJECT『出発』
9PROJECT vol.9『出発』
 

9PROJECTによる舞台「出発」が3月5日(火)に東京・日暮里d-倉庫で開幕した。

 
9PROJECTは、つかこうへいが主宰した北区つかこうへい劇団のメンバーによって結成された演劇ユニット。これまでも「ストリッパー物語」「生涯」「熱海殺人事件~1973年初演版」「つか版・忠臣蔵」など、つかこうへい初期の作品を上演してきており、上演に際しては戯曲に脚色を一切しないことに強いこだわりを持っている。

一方、「出発」は、つかこうへいが「熱海殺人事件」で岸田國士戯曲賞を当時最年少で受賞した後、その受賞後第一作目として文学座のアトリエ公演用に書き下ろした作品。その後、つか自身の演出では、田中邦衛・風間杜夫らによって何度も上演された。
1978年には舞台の公開前に全編をテレビで生中継するなど大きな話題を呼び、初期の代表作の一つとなった。また本作は、風間杜夫が初めてつか作品に出演した、記念碑的な作品でもある。

今回は、あえて文学座に書き下ろした“つか演出以前”の初演版を、脚色無しで上演する。

 
9PROJECT『出発』
 

STORY

「うちの親父は筋金入りの蒸発だぜ。並のトンズラじゃないんだぜ!」

岡山家の当主、岡山八太郎が蒸発した。
その噂は、すぐにご近所に知れ渡っていた。ある者は昨夜電信柱の陰で見たといい、ある者は失踪の理由をアレヤコレヤと言い立てる。しかし、当の岡山家の食卓は、厳粛なる空気に包まれていた。

呪われた家系を持つ岡山家の当主が蒸発したのである。
ただフラリといなくなったわけではない。そこらのホステスと逃げ出したわけでもない。高尚かつ哲学的な意味を持って蒸発したのに違いないのである。そしてこの寒空の下、残してきた家族を思い、それでも帰るわけには行かないその身の不幸を嘆きながら、涙を流しているのに違いないのである。

であるならば、その父の帰りを待つ家族も、それ相応の覚悟を持って日々の暮らしを営まなくてはならない。
今、岡山家は“正しい家族の在り方”を目指し、意地と覚悟をぶつけ合う…。

果たして、父親は帰ってくるのだろうか。
果たして、岡山家の体面は保たれるのだろうか。

不条理なストーリーの中に笑いが溢れ、真に正しい家族の在り方が描き出されていく。
つか版「父帰る」とも言うべき、ホームドラマの傑作です!

 
9PROJECT『出発』
9PROJECT vol.9『出発』

9PROJECT『出発』
9PROJECT vol.9『出発』

9PROJECT『出発』
9PROJECT vol.9『出発』

 
 
本作は3月5日(火)に日暮里d-倉庫で開幕。3月10日(日)まで上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

公演情報

9PROJECT「出発」

【作】つかこうへい
【演出】渡辺和徳

【出演】小川智之、岩崎祐也、高野愛、山本あさみ(劇団桟敷童子)、相良長仁、浅野鼓由希

2019年3月5日(火)~3月10日(日)/東京・日暮里d-倉庫

公式サイト
9PROJECT『出発』

プレイガイドで検索
チケットぴあ

 シェアする

 ツイート

 シェアする


 ≫広告掲載のご案内
こちらの記事も合わせてどうぞ!

最近の記事


 ≫もっと見る
 

編集部ピックアップ!

エントレがおすすめする他の舞台



Copyright 2019 Village Inc.
「髑髏城の七人」Blu-ray BOX