歌、タップ、コントまで!島田歌穂らが作り上げる《大人のためのレビューショー》『ダウンタウン・フォーリーズ11』幕張・新宿・大阪で上演!
DOWNTOWN FOLLIES Vol.11 左から北村岳子、島田歌穂、平澤智
島田歌穂らが出演するステージ「DOWNTOWN FOLLIES Vol.11~Four Fools Strike Back~」が3月8日(木)から幕張、新宿、大阪で上演される。島田歌穂、北村岳子、平澤智にインタビュー取材した。
ミュージカルレビューショー「DOWNTOWN FOLLIES」は2002年に初演。ミュージカルナンバーはもちろんのこと、R&B、シャンソン、歌謡曲、バレエ、ジャズ、タップ、ヒップホップ、さらにはコントやものまねなどを披露してきた人気シリーズだ。
11回目を迎える今回は、「DOWNTOWN FOLLIES Vol.11~Four Fools Strike Back~」と題し、島田歌穂、北村岳子、平澤智という常連メンバーに加えて、タップダンサーのHIDEBOHが初参加する。
本作の魅力を探るべく、エントレでは稽古場にお邪魔し、島田歌穂、北村岳子、平澤智にインタビュー取材した。
左から北村岳子、島田歌穂
島田「『笑っていいとも!』や『今夜は最高!』などを手がけられた髙平哲郎さんの構成・演出により2002年にスタートした作品で、歌って、踊って、タップして、コントして、パロディして、漫才して! なんでもありの究極の大人のエンターテインメントです。」
北村「いいまとめですね〜! フォーリーズっていうのがレビューみたいなものなんですね。だから下町レビューなんです。ふざけたレビュー!」
島田「もっと言うと、髙平さんと最初のプロデューサーが『俺らが本当に楽しめるレビューショーってないよな。大人のショーを作りたいね』というところから始まったんです。すごくクオリティもきちんとしているんだけど、相当ふざけたことを大人たちが真剣に取り組むというコンセプトなんです。」
平澤「ミュージカルをパロったりとかね。」
島田「そうですね。ミュージカルのみならず、映画や、テレビ番組、和物、洋物、世代も時代も超えてあらゆるネタを、髙平さん流にブラックに、シニカルに、風刺を交えて面白おかしく描いていますね。」
平澤「そうですね。他にはない面白いレビューショーですね。」
左から北村岳子、島田歌穂、平澤智
北村「『待ってました』って反応がうれしいよね。」
島田「そうそう。ありがたいですね。初演からずーっと出ているキャラクターもありますし、途中で生まれたキャラクターもいます。平澤さんは毎回、一人ぼっちで放置される(笑)シーンがありますよね。」
平澤「自己完結のね。他の方のお着替えのためにね。」
島田・北村「そんなことない!」
北村「平澤さんならではのシーンだね。」
平澤「僕は5回目からピンチヒッターとして入ったんですけど、随分長居してしまいましたね。すっかりオリジナルキャストを押しのけてレギュラーメンバーになってしまったんですけど。」
北村「おめでとうございます!」
平澤「ありがとうございます!」
HIDEBOH
平澤「新たにコンビを組んで頂いている、強力な相方です。」
島田「エンタテインメントの申し子みたいな方ですよね。なんで今までお迎えしてなかったんだろうっていうぐらいですね。もうずーっといた人みたいになってますよね。」
平澤「あの人はなんかね、師匠的だよね。」
北村「ちょっと和の匂いもあり、ご両親ともに芸人さんなので浅草の匂いもね。」
平澤「タップはもう、別物中の別物ですからね。音が絶対にずれないんですよ!」
島田「HIDEBOHさんが音をカスったりとか、よれたりとか聞いたことないですよね。」
北村「人間パーカッションだね。」
平澤「だいたい、どこかしらおかしくなってくるものなんですけどね。ズレないね。」
北村「できれば見ていたい感じなんですよね。」
左から島田歌穂、平澤智
島田「でも、HIDEBOHさん、しばらく、タップ以外のダンスシーンでもずっとタップシューズで練習してたんです。タップシューズって滑るんですよね。ある日我慢できなくて『なんでHIDEBOHさんはずっとタップシューズなんですか?』って突っ込んだら『いやあ、僕、安心するんですよね。』って。」
北村「で、ある日、タップシューズの代わりに持ってこられたのが、ジャズシューズじゃなくてコンバース。」
島田「これもダンスシューズじゃないんだけど、『やっぱり、踊りやすいですね。』って言ってた。」
平澤「きっと、いわゆるダンスシューズは買いたくないんだね。」
島田「なんか、チャーミングですよね。今回はタップだけじゃなくて歌もコントもやってもらうので、新たなHIDEBOHさんを観て頂けると思います。」
ダウンタウン・フォーリーズ vol.8 より
島田「初演からずっとシリーズになっているキャラクターの一つが、うちみねんざ・こっせつという「トクホン姉妹」という漫才師ですね。」
北村「普段はペラペラの形だけの三味線なんですけど、一回、本当の三味線でどどいつ漫才をやりましたね。ミュージカルどどいつ。手汗がすごかったね。」
島田「今回も新しいネタで漫才をやらせて頂きます。やっぱり相方はたかちゃんじゃないとね。」
北村「相方!」
島田「あと、これまでに、二人のマリリン・モンローで『マガイン・モンロー』とか、叶姉妹のパロディで『不可能姉妹』とかもやりました。今回もいろいろと新作のネタが出てきますので、お楽しみに!」
左から北村岳子、島田歌穂、平澤智
島田「ホントに真面目な話ですが、私はダウンタウン・フォーリーズに芸域を広げてもらったなと思ってますね。」
北村「ははは!そうだと思います。」
平澤「僕は、自分の元々持っていた持ち味を生かせる場所かなという感じがしています。得意とする部分が出しやすいというか。」
島田「なんとも言えない平澤さんの味が出るよね。」
北村「力の抜け加減がいいよね。」
島田「この『ダウンタウン・フォーリーズ』。おかげさまで17年目を迎えさせていただきました大人のエンターテインメントです。今回も髙平先生からの課題に日々取り組んでいるので、さらにパワーアップしたダウンタウン・フォーリーズをお見せできるのではないかなと思っています。
ミュージカル好きの人はもちろんなんですが、いろんな世代の人に『エンターテインメントってこういうことか!』と腹の底から笑って頂ける作品だと思いますので、是非、お見逃しなく!」
3月8日(金)から行われた千葉・よしもと幕張イオンモール劇場での上演は終了。
続いて3月14日(木)から新宿・ルミネtheよしもと、3月21日(木)から大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。
詳細は公式サイトで。
(撮影・文:森脇孝/エントレ)
「DOWNTOWN FOLLIES Vol.11~Four Fools Strike Back~」
【構成・演出】髙平哲郎
【音楽監督】島 健
【振付】川崎悦子
【タップ振付】玉野和紀/HIDEBOH
【出演】
島田歌穂/北村岳子/平澤智/HIDEBOH
【演奏】ダウンタウン・フォーリーズ管弦楽団
2019年3月8日(金)~3月10日(日)/千葉・よしもと幕張イオンモール劇場
2019年3月14日(木)~3月17日(日)/東京・ルミネtheよしもと
2019年3月21日(木)~3月24日(日)/大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール
公式サイト
「DOWNTOWN FOLLIES Vol.11~Four Fools Strike Back~」
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