【動画2分】自らの中から鬼が現れた時、人は後には戻れなくなる・・ミュージカルカンパニ―OZmate「大江山鬼伝説」1月12日から東京で上演
@MusicalCompanyOZmate
ミュージカルカンパニーOZmateによる舞台「「The Legend of Oni~大江山鬼伝説」」が1月12日(土)から東京・TACCS1179で上演される。
ミュージカルカンパニーOZmateは、1994年に結成した兵庫県に拠点を置く女性のみのミュージカル劇団。本場ブロードウェイの技術を追求。道徳やヒューマニズム、幕末史から戦中戦後、日本人としての在り方など、作品の題材は多岐にわたるが、一貫しているのは〈表面的〉ではない〈心〉で演じるミュージカルであるということ。より身近で、日常社会に寄り添う『日本版オフブロードウェイミュージカル』を、四半世紀にわたり発信し続けている。
2016年には、NY最大級の演劇祭<The New York International Fringe Festival > に日本から唯一審査を通過し、本場ニューヨークのオフブロードウェイでの公演を実現。
その際ニューヨークで上演した「The Legend of Oni~大江山鬼伝説~」が、年明け1月12日(土)から東京・TACCS1179で上演される。
動画はプロモーションビデオ第2弾。【動画2分】
人間は誰しも鬼になりえる心を持っている。
どんな事が起きた時、
人の心を鬼の心が突き破り鬼へと変貌するのか?
平安時代中期、時の権力者・藤原長道は次の関白の座を狙い、
ライバル貴子と権力争いを続けていた。
長道の息子、伊吹丸と娘の時姫は、
人の心を失っていく父を悲しげに見つめていた。
長道と貴子の争いはエスカレートし、
貴子は長道を陥れる為、
自分の屋敷に火をつけた鬼たちの中に髪が赤い伊吹丸がいたと噂を流す。
スキャンダルは出世の妨げになると考えた長道は
「伊吹丸は、すでに死に、自分の屋敷にいるのは、伊吹丸に化けた鬼だ」と証言する。
父に裏切られた伊吹丸は、屋敷に現れた大江山に住む鬼、酒?童子たちと共に姿をくらます。
そして父への憎しみの心は、彼の姿を本物の鬼の姿へと変えていった…
作品の内奥には日本の伝統が感じられ、またすべての無常と、人間により繰り広げられる争い、苦悩が描かれている。
一方その舞台にかける熱意と音楽は観客を楽しませ、テーマの深刻さにとどまらぬ、あたたかく、魅惑に満ちた舞台となった。
Review By: Roark Littlefield(ロアーク リトルフィード)
教訓的な伝説を追うと共に、この作品は日本古来の伝統文化の世界へと私たちを導いてゆく。
美しい所作やダンスは象徴的に鳴り響く太鼓により際立ち、忘れがたい笛の音は劇場の隅々にまで反響した。
メンバーはそれぞれの演技と歌声に深い心を乗せて、観客を作品の世界観へ引き込んだ。
OZmateが今後、この作品を更に多くの都市、そして世界中のフェスティバルで上演し、より多くの人々がこの美しさ、強さ、そして時を超えた道義を体験することを、私は願ってやまない。
Review By: Deb Miller(デブ ミラー)
@Musical Company OZmate
本作は1月12日(土)から東京・TACCS1179で上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
ミュージカルカンパニーOZmate「「The Legend of Oni~大江山鬼伝説」」
【作・演出・音楽】辻井奈緒子
【出演】陽田山ろこ、 松本飛路 、歌帆、 葵ひなた、 YAN、 亜好 、木内叶恵、 樋口葉子、 保井美南、 弥咲 、mifuka
2019年1月12日(土)~1月13日(日)/東京・TACCS1179
公式サイト
「The Legend of Oni~大江山鬼伝説」
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