可笑しいのに静かな感動が魅力! NLTプロデュース『TOC TOC あなたと少しだけ違う癖』2月28日(木)から中野ザ・ポケットで上演
『TOC TOC あなたと少しだけ違う癖』
NLTプロデュースによる舞台「TOC TOC あなたと少しだけ違う癖」が2月28日(木)から東京・中野ザ・ポケットで上演される。
本作は「ブールヴァールコメディ」と呼ばれるフランスの大衆向けのコメディのひとつ。翻訳・演出の山上優が実際に現地フランスで観劇し、大いに笑い、感動した作品を、是非日本の方々にも体感して欲しいという思いから企画を立ち上げ、2016年に初演した。
「TOC TOC」(2016年過去舞台写真/山上 優/近童 弐吉)
3年ぶりの再演となる本作の翻訳・演出は初演と同じく山上優。
とても個性豊かで尖った、愛すべきキャラクター達を、ルー大柴をはじめ、近童弐吉、中村まり子、山崎美貴、井上薫 永栄正顕 永井美羽が演じる。
強迫性障害(=TOC)の治療に、とある診療所を訪れる6名の患者達。彼らは、日常にも支障をきたす自分の症状に苦しめられていた。数年がかりで予約をしたその道の名医と呼ばれる先生を、彼らは同じ部屋でひたすら待っている。突然現れた助手は「先生の乗った飛行機が到着しない」と告げる。
果たしてこのまま待っていていいものか、悩む彼らはとりあえずボードゲームのモノポリーを始めることに。しかし、待てど暮らせど先生は到着しない。どうしたものかと悩む彼らが取った行動とは…。
家を出たとたんに、ガスの元栓を閉めたかどうかがどうにも気に掛かり、途中で家に引き返した経験が一度くらいは誰にでもあるでしょう。いろんなことが気に掛かり、強迫観念になる、それに苦しむ人々の問題は深刻です。他人から見れば滑稽かもしれないが、それはあなたの近くにいる人の問題かもしれないし、あなた自身の問題かもしれない。卓越したユーモアセンスと少しのいたずら心と、あふれる人間愛をもってそんな題材を痛快コメディに仕立てた作家、ローラン・バフィ。結末を知りながらもラストシーンでは涙を止められない、それが彼の本当の優しさ。2016年日本初演、この度三年ぶりの再演です。
本作は2月28日(木)から東京・中野ザ・ポケットで上演される。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
NLTプロデュース「TOC TOC あなたと少しだけ違う癖」
【作】ローラン・バフィ
【翻訳・演出】山上 優
【音楽】SADA(破天航路)
【出演】ルー大柴 近童弐吉 中村まり子 山崎美貴 井上 薫 永栄正顕 永井美羽
2019年2月28日(木)~3月10日(日)/東京・中野ザ・ポケット
公式サイト
TOC TOC あなたと少しだけ違う癖
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