2018.12.4  19

大阪の小劇場・IKSALON表現者工房が市民参加型の舞台「土に寝ころぶ女たち」を12月22日から上演


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「土に寝ころぶ女たち」
公演チラシ
 

IKSALON表現者工房による舞台「土に寝ころぶ女たち」が12月22日(土)から大阪府・IKSALON表現者工房で上演される。

 
2年前(2016年)のオープン以来、関東関西を問わず演出家を招いて市民参加とプロの融合を目指してリーディング公演をプロデュースしてきたIKSALON表現者工房(大阪・寺田町)が12月に初めての市民参加型の演劇公演を上演する。

作品は2017年に市民参加リーディングでも上演した『土に寝ころぶ女たち』(初演・タテヨコ企画)。
市民からの参加者に加え、俳優の坂口修一、東京・タテヨコ企画の舘智子などを招き、週末農業グループに集う人たちの細かな人間模様を丁寧に描く。
 

STORY

あがいて、もがいて、何も生まれなかったっとしても、そこには何もなかったわけじゃない。
全てが遺跡になるわけじゃない。
あったのだ、確かに、ここに。

 
冬。さる農法の実践者・堀内を慕う主婦達が中心に結成した農園『みのり』。畑を広げる計画を立てると、近くの禅寺から修行僧が手伝いに送り込まれます。今にも雪が降りそうな寒空の下、寡黙に畑仕事をする主婦と修行僧たち。その日は堀内の米寿のお祝い。収穫後、久しぶりに集まる『みのり』のメンバーは相変わらず元気ですが、一人の主婦が、どうやら同じメンバーの夫と離婚するという噂が聞こえてきます。主婦達の人間模様や、堀内の壮絶な生き方に翻弄される修行僧たち。「わら一本の革命」の著者である故・福岡正信氏の生き方をモチーフにして、農園という、生きることに直接つながる小さなコミュニティーを丹念に描くことで、現代人の営みの儚さや苦悩、そしてだからこそ愛しい人間存在を描きます。

 

坂口修一(出演俳優)

これまで市民参加のリーディング公演をいくつも主催してきたIKSALON表現者工房の新しい挑戦に参加することになりました。
昨年、同作品のリーディング公演に参加していた俳優も出演者の半数くらいいて、リーディング公演を経て、演劇公演に取り組むといういい企画です。
彼らはリーディングでじっくりと台本と向き合ってからの稽古なので、稽古場は最初からとても濃い内容で白熱しております。
僕は、リーディング公演には参加していなかったので、遅れを取らないように必死のパッチでやらせえてもらっています。

共演する皆さん、魅力的なのですが、タイトル通り女性の出演者が特に素敵です!
もはや当て書きなのではないかというほど、生き生きと演じられています。
力強い!たくましいバイタリティが見ていて気持ち良いです。

もちろん我々男性陣も負けじと奮闘しております!
師走そしてクリスマス直前の慌しい時期ではありますが、我々の農園にぜひお越しください!

 
横田修(作家・演出家)

「土に寝ころぶ女たち」は、昨年の2017年に、IKサロン表現者工房(大阪府生野区)の市民参加リーディング・シリーズの1周年記念作品として上演しました。その後、参加者から「演劇にしたい!」という声があがって今回の企画に至るのですが、私としては、どうせやるなら市民だけでなく、力のあるプロの俳優達も交えて上演したいと考えました。

私は東京で10年ほど市民参加企画に携わってきました。そこで分かったことは、常に質の高い作品作りを目指すことが大切であることです。市民参加だからと、それなりのゴールを目指すだけでは参加者も満足しないし当然観客だって納得しません。何より私が面白くないですから。プロと共に本格的な集団創作やその運営を体験し、専門性の高い活動をする中で、自身の関心や方向性を探ることは、参加者がこれからの人生をより良く生きていく上で、きっとプラスに働くと信じています。

もう一つ、市民参加企画の面白いところを挙げるなら、出演者の年齢層やその人生の幅広さではないでしょうか。今回一番若い出演者は19歳の学生、一番年上は72歳で会社役員の方。互いに知らないこと、分からないことが沢山ある中で、共に演劇作品を作り上げていく。どうしてこの台詞が言いにくいのか?どうしてそのような動きになるのか?稽古場には、未知の世界との出会いが溢れています。

リーディング・シリーズの時はわずか一週間での創作でしたが、今回は稽古の期間を大きく3期に切り分けてじっくりと稽古を進めてきました。参加する俳優達(坂口修一、舘智子(タテヨコ企画・東京)、木下菜穂子、まえかつと(コトリ会議・大阪)ほか)も大変熱の入った芝居を魅せてくれています。

どこか遠くの彼方から集まった参加者達の人生は、演劇を創った後、どこか見知らぬ彼方へハラハラと風に吹かれて転がっていくのでしょう。「すべてが遺跡になるわけじゃない。でもあったのだ、確かに、ここに。」は、期せずして本作品「土に寝ころぶ女たち」のテーマです。今、この場所とこの時でなければ作れない、そしてお見せすることのできない世界をご覧頂けたらと思います。

ご来場、心よりお待ち申し上げます。

2017年のリーディング公演時の写真
2017年のリーディング公演時の写真

 
本作は12月22日(土)から大阪府・IKSALON表現者工房で上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

IKSALON表現者工房「土に寝ころぶ女たち」

【作・演出】横田修

【出演】坂口修一 舘智子(タテヨコ企画) 美輝明希 木下菜穂子 まえかつと(コトリ会議) 若旦那家康(コトリ会議) 飯田紀史 植野登紀子(テアトルアカデミー) 川口海渡(STEP) 下茂太一(STEP) 松井夏樹 真銅美織(劇団ひまわり) 宮澤弘一 森田歩(はちの巣座) YAKO(森林浴)

2018年12月22日(土)~12月24日(月)/大阪府・IKSALON表現者工房

公式サイト
土に寝ころぶ女たち

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