2018.11.12  8

チャーミングな二人の会話が哀しく胸を打つ 関根愛プロデュース舞台「エアスイミング」12月20日から東京・絵本塾ホールで上演


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舞台「エアスイミング」
企画プロデュース兼W主演の関根愛(上)|客演の小川祥子(下)
 

関根愛プロデュースによる舞台「エアスイミング」が12月20日(木)から東京・絵本塾ホールで上演される。

 
「エアスイミング」は、イギリス演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞へのノミネート歴を持つ女性作家シャーロット・ジョーンズのデビュー作(1997)。「女性である」という理由で精神病棟に50年監禁されてしまう二人の実話を基にした物語で、人間の尊厳、マイノリティイシューなどシリアスなテーマを扱いながらも「絶望についての喜劇」であるところが魅力。英国らしいたっぷりのユーモアに溢れた二人の会話が最高にチャーミングで哀しく、胸を打つ。
近年ではロンドンやニューヨークで上演され、再び脚光を浴びている作品だ。

 
「この作品をどうしてもやりたい」と強く惹かれた俳優の関根愛が、本作の日本上演を企画。本年度の東京都教育委員会主催「チャレンジ・アシスト・プログラム」の対象企画としても選出され、12月20日から絵本塾ホールで上演する。

出演は関根愛と小川祥子。演出は栗原崇が手掛ける。

 

STORY

1920年代イギリス。
女性たちに様々な”社会的不適合”の烙印を押し監禁するための精神病院があった。
「女なのに男のように振る舞っている」として2年間監禁されていたドーラの元に、「未婚で好きな人の子どもを産んだから」という理由で収監されたばかりのペルセポネーがやってくる。
独房に閉じ込められている二人は1日1時間、日課の磨き掃除の間だけ顔を合わせることになったのだ。
家族からも社会からも葬り去られた二人は、やがて互いの存在に唯一の希望を見出し、力を貸し合ってもう一人の自由な自分自身を想像し始める。
そのファンタジーを通して監禁という名の”無感覚世界”を必死に生き延びていこうとするのだがーーーーー。

 

関根愛(企画プロデュース/主演)

「エアスイミング」、なんてチャーミングで滑稽なタイトルでしょうか。
原作戯曲を読んだ時、自分で機会を作らない限りこの作品を演じることは一生ないだろう、と思いました。
そして初めてのプロデュース企画という荒海へと漕ぎ出しました。
読むたびに今でも新しい作者の気持ちやまなざしに気づいて「うーん」と唸っています(うれしくて)。

「エアスイミング」は作家のデビュー作で、初演は彼女が今の私と同じ29歳の時です。
一作目で、たった二人のコンパクトな芝居で、これだけ社会や歴史を鋭い目線で捉えながらそれをたっぷりのユーモアと慈愛でくるんで最高の戯曲にしてしまうなんて、ものすごい才能だと思います。
「自分自身でいただけ」なのに監禁されてしまう二人のやりとりが非常に深く、可笑しい。そして哀しく、切ないです。

この作品を日本で初めてお届けできることに喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
お芝居に関係なく生きている人も、お芝居で生きている人にも、一人でも多くの方がこの作品を観て、こんな面白い作家がいたんだ、こんな物語が世界にあるんだ、と知ってもらえたらとても嬉しいです。
そして自分自身について考える時間に繋がれば幸せです。
ぜひ観にいらして下さい。
とても愛すべき作品です。

 
なお、今回の日本初演に伴い翻訳本「エアスイミング」の出版も決定。上智大学准教授で英文学研究者の小川公代が翻訳し、上演と同時期に幻戯書房から刊行予定だ。

「たとえどんな状況下においても、自分らしく生きる自由は誰にも奪えない」。
21世紀へ向けて加速化する世界を生きる私たちへ投げかけられた、魂のサバイバルストーリーに期待したい。

 
本作は12月20日(木)から東京・絵本塾ホールで上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

関根愛プロデュース「エアスイミング」

【作】シャーロット・ジョーンズ
【演出】栗原崇

【出演】関根愛、小川祥子

2018年12月20日(木)~12月23(日)/東京・絵本塾ホール

公式サイト
エアスイミング

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