執着をテーマに描く男の物語 山西竜矢のピンク・リバティ「夕焼かれる」11月13日から下北沢 小劇場楽園で上演
ピンク・リバティ「夕焼かれる」
山西竜矢が主宰するピンク・リバティによる舞台「夕焼かれる」が11月13日(水)から下北沢 小劇場楽園で上演される。
ピンク・リバティは劇団子供鉅人所属の山西竜矢が脚本・演出をつとめる演劇ユニット。写実的に切り取られた生々しい情景と、奇妙でカオティックなイメージとがないまぜになることで生まれる、現実世界に限りなく隣接した虚構世界を描く。文芸性と娯楽性の両立をポリシーに、物語に重心を置いた作品作りを行っていることも特徴の一つだ。
2016年3月「艶やかなマチルダ」で旗揚げ。本作「夕焼かれる」から、劇団子供鉅人の番外企画としてではなく、単独のユニットとして独立する。
山西竜矢が作・演出し、第6回QSCでグランプリを受賞した演劇動画作品「さよならみどり」はこちら。
今回上演される「夕焼かれる」は山西竜矢が書き下ろした約一年半ぶりの新作長編であり、初のミステリー作品。執着をテーマに描かれる、ある男の虚しい愛と転落の物語だ。
一番赤い夕焼けを探していた男は それを見つけたとたん
ゴウゴウと燃えて灰になってしまった
晩秋の夕暮れ。和やかな風がススキを揺らす河川敷で、若い男の死体が発見された。
犯人の男は直ちに検挙され、事件は解決を迎えたが、警察の取り調べに男は意味不明な発言を繰り返した。
―――ゴウゴウ ゴウゴウ ゴウゴウ―――
都内雑誌社に勤める青年・谷田兼は、この奇妙な事件の取材に乗り出すのだが―――
一年半ぶりのピンク・リバティ新作公演は、
執着をテーマに描かれる、ある男の虚しい愛と転落の物語。
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
ピンク・リバティ 第四回公演
『夕焼かれる』
【脚本・演出】山西竜矢
【出演】
大村わたる (柿喰う客/青年団)/平井珠生/橋口勇輝 (ブルドッキングヘッドロック)/大島萌/山西竜矢 (ピンク・リバティ/劇団子供鉅人)/うらじぬの (劇団子供鉅人)/土屋翔 (劇団かもめんたる)/中山まりあ/半田美樹/葉丸あすか (柿喰う客)
2018年11月13日(火)‐11月18日(日)/下北沢・小劇場楽園
公式サイト
ピンク・リバティ「夕焼かれる」
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