2018.9.12  41

しあわせ学級崩壊の四つ打ち演劇『ロミオとジュリエット』高田馬場・渋谷の音楽スタジオでスタンディング上演



しあわせ学級崩壊「ロミオとジュリエット」
しあわせ学級崩壊「ロミオとジュリエット」
 

ダンスミュージック演奏を軸に演劇を再構築する しあわせ学級崩壊による舞台「ロミオとジュリエット」が9月8日(土)から都内音楽スタジオで上演中だ。

しあわせ学級崩壊は、僻みひなたが脚本、演出、演奏を手掛ける劇団。「四つ打ち演劇」「ライブ演劇」を標榜し、エレクトロハウスを中心とするダンスミュージックのミニマル演奏に俳優が台詞を乗せていくスタイルを基本としている。
近年は様々な演劇祭にも積極的に参加し、2018年5月『1001100000110101000100101』は「CoRich舞台芸術まつり!2018春」の最終選考作品に選出された。

 
そして今回、しあわせ学級崩壊が、不朽の名作『ロミオとジュリエット』を、劇団独自のスタイルをもって再構成。都内の複数の音楽スタジオにて、9月8日(土)~28(金)まで上演する。
中野での公演は終了。9月13日(木)からの高田馬場公演を経て、追加公演のツアーファイナルは渋谷のライブハウス、SARAVAH東京で上演される。

 

 

STORY

シェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』を福田恆存訳にて、音楽スタジオでスタンディング上演を行う。
社会的運命によって成就されなかった2人の恋の悲劇を、「ノイズ」と「毒」をキーワードに、しあわせ学級崩壊が再構築し、ダンスミュージック演奏と共に劇団員キャスト4人でお送りする。

 

園田喬し(編集者・演劇ライター・演劇雑誌『BITE』編集長)

過去作を何本か観ていますが、その都度異なるアプローチが感じられ、まだまだ楽しみな存在です。ラウドでノイジーな作風は破壊力もありますが、その意図や思考を追いかけるのも楽しく、観劇後に良い重みを受け取った気分に。

 
綾門優季(青年団リンク キュイ主宰)
しあわせ学級崩壊『ロミオとジュリエット』では、『ロミオとジュリエット』の筋ぐらいだいたい知ってるでしょ? 的なノリで、セリフを100%完璧に伝える気のはじめからない演出が施されているが、結果的にそれは、100%を諦めて120%伝える、みたいな転倒を起こしている。
暴圧と呼ぶべきこの演出に、何でもかんでも古典をあてはめればイケるのかといえば恐らくイケず、この戯曲のこの翻訳をチョイスしたところに戦略がある。
わたしは、シェイクスピアの耽溺を迫る文体がどうしても苦手なのだけど、耽溺を拒絶してその場にいることが難しかった。斜に構えること、半端な態度で臨むことは、まず諦めざるを得ない設定を飲み込まなければ、その空間に参加出来ない。つまり伸るか反るかで、微温的な感情はあの上演にほとんど存在しなかったと思う。ここが頂点だろう、という点を幾度も塗り替えていくのには驚いた。
30代になったらどういう作風になるのか。間違いなく変わるだろう。というわけで今観に行ったほうがいい。未来にこの試みは保存されない。恐らく違うことをしているだろう。それはそれで観たい。

しあわせ学級崩壊「ロミオとジュリエット」
しあわせ学級崩壊「ロミオとジュリエット」

 
本作は9月13日(木)からSOUND STUDIO NOAH 高田馬場で、9月28日(金)にはSARAVAH 東京で上演される。
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

しあわせ学級崩壊「「ロミオとジュリエット」」

【原作】W・シェイクスピア
【脚色・演出】僻みひなた

【出演】大田彩寧、源馬大地(オフィス・イヴ)、田中健介、福井夏(柿喰う客)、以上 しあわせ学級崩壊

2018年9月8日(土)~9月11日(火)/東京・BASS ON TOP 中野
2018年9月13日(木)~9月23日(日)/東京・SOUND STUDIO NOAH 高田馬場
2018年9月28日(金)~9月28日(金)/東京・SARAVAH 東京

公式サイト
「ロミオとジュリエット」

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