2018.9.12  80

小川絵梨子×三島由紀夫! 禁断の愛に墜ちる家族の葛藤を描いた舞台『熱帯樹』2019年2~3月にシアタートラムで上演



舞台「熱帯樹」林遣都 岡本玲 栗田桃子 鶴見辰吾 中嶋朋子
舞台「熱帯樹」林遣都 岡本玲 栗田桃子 鶴見辰吾 中嶋朋子
 

作・三島由紀夫、小川絵梨子が演出する舞台『熱帯樹』が2019年2~3月にシアタートラムで上演される。出演は林遣都、岡本玲など。

 
新国立劇場 演劇芸術監督を務める小川絵梨子が、初めて三島由紀夫戯曲を演出する。

権力者の父親を憎みながら母と妹の異常な愛に翻弄される息子・勇役を演じるのは林遣都。愛する兄に母を殺させようとする妹・郁子役を演じるのは岡本玲。父親の妹で4人の家族と共に暮らす風変わりな叔母・信子役には栗田桃子。地位や名誉を手に入れながらも、息子と対立し妻の不貞を疑わぬ父・恵三郎役には鶴見辰吾。
そして、莫大な財産を狙い息子に夫を殺させることを企む勇の母・律子役は中嶋朋子が演じる。

 

STORY

1959年秋の日の午後から深夜にかけて。資産家の恵三郎は、己の財産を守ることにしか関心がなく、妻・律子を自分の人形のように支配している。律子は夫の前では従順だが、実は莫大な財産を狙い、息子の勇に夫を殺させることを企んでいた。その計画を知った娘の郁子は、愛する兄に母を殺させようとするが……。
いびつな愛に執着する律子と郁子、権力者の父を憎みながら母と妹に翻弄される勇、地位や名誉を手に入れはしたが息子と対立し妻の不貞を疑わぬ恵三郎、そしてそこに同居する恵三郎の妹で風変わりな信子、それぞれの思いが交錯し……。

 
小川絵梨子 宣材写真  (c)加藤孝
小川絵梨子 (c)加藤孝
 

小川絵梨子(演出)

以前から、三島由紀夫の戯曲には興味を持ちつつも、なかなか挑戦する機会が無かったので、今回この作品を劇場側からご提案頂いたことが、とても嬉しかったです。
『熱帯樹』の世界観は寓話的でもあり、五人の登場人物たちは誰もが寂しくて孤独なんですが、実は一人一人が物凄く逞しさや力強さに満ち溢れていて、そこがたまらなく面白く思え、この五人からなる家族という単位の小さな集合体に、今とても魅力を感じています。
本作が書かれたのは 1960 年ですから、既に半世紀以上も前なんですが、たとえ時代設定を現代に移し替えなかったとしても、今を生きる俳優の身体を通して上演することで、作品の世界観をリアルに表現することができるのではないかと考えています。

今回、俳優の皆さんは初めて創作を共にする方が多いのですが、唯一林遣都さんとは昨年の舞台でご一緒していて、私にとって大変信頼のおける俳優さんでもあります。
この戯曲を上演するにあたって、前々からご一緒したいと願っていた俳優の皆さんと、どのように稽古場でチャレンジを続けていけるのか、今からとても楽しみです。

 
詳細は続報を待とう。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

 

公演情報

舞台「熱帯樹」

【作】三島由紀夫
【演出】小川絵梨子
【出演】林遣都 岡本玲 栗田桃子 鶴見辰吾 中嶋朋子

2019年2月~3月/東京・シアタートラム

公式サイト
舞台「熱帯樹」

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