2018.8.15  16

名作映画『母と暮せば』が富田靖子・松下洸平 出演で舞台化/10月5日から各地で上演


劇団BDPアカデミー公演 ミュージカル「彼女たち」

こまつ座「母と暮せば」
舞台『母と暮せば』ビジュアルイメージより
 

劇団こまつ座・紀伊國屋書店提携 舞台『母と暮せば』が10月5日(金)から東京・紀伊國屋ホールで上演される。

 
こまつ座は井上ひさし作品を中心とした演劇活動を続ける劇団。数ある作品の中でも、故・井上ひさしが上演し続けて欲しいと願った作品の一つが、1948年のヒロシマでの父娘の物語、『父と暮せば』。生き残ったことに罪悪感を抱きながらひっそりと暮らす娘の元に、原爆で死んだはずの父が現れて娘の恋を応援する、という二人芝居の感動作だ。

2010年4月に亡くなった井上ひさしの遺志を汲んで、2013年にはオキナワの「今」を見つめた作品『木の上の軍隊』(蓬莱竜太 作)を発表。2016年にはこまつ座として再演した。また、2015年には井上ひさしが長年願った【『父と暮せば』の対になる作品を残す】という構想を受け継ぎ、山田洋次監督が吉永小百合・二宮和也の出演で映画「母と暮せば」を制作した。

 
そして今回、山田洋次監督の監修のもと、こまつ座が「母と暮せば」を初めて舞台化する。
出演は富田靖子、松下洸平。脚本は畑澤聖悟が、演出は栗山民也が手掛ける。
 

7月27日製作発表にて。左から井上麻矢、畑澤聖悟、富田靖子、松下洸平
7月27日製作発表にて。左から井上麻矢、畑澤聖悟、富田靖子、松下洸平

 

STORY

1948年8月9日。長崎で暮らす母・伸子の前に、3年前に原爆で死んだ息子・浩二が亡霊となってひょっこり現れる。ずっとそばにいたと語る浩二に、伸子は涙ながらに受け入れるのだった。奇妙だけれど、喜びに満ちた二人だけの時間は永遠に続くようにみえた――。

 

栗山民也(演出)

その話が「母と暮せば」のことだったのかはわからないが、生前、井上さんと長崎について、何度か雑談をした。ある医師の話や、教会や、坂の多いことや、長崎の鐘などについて。
 そして、「とにかく、広島、長崎、そして沖縄を書かないうちは、死ねません」と、いつも最後は笑いながら、力強くそうおっしゃっていた。
 その時の記憶が、今回新たな作品に熱い温度を与えてくれるだろう。人間をこなごなに砕いた不条理と向き合い、大事なことをしっかりと受けとめ、今、語り継いでいかなければならない。
 その新たな物語を戯曲化するのは、いつかご一緒したいと願っていた畑澤聖悟さんだ。繊細に大胆に、混沌とした世界のなかに在る登場人物たちを、潔く生かす戯曲家だと思っている。
 富田さんと洸平。とにかく、早く稽古場でお二人の生の声を聞きたい。その声が、永遠に前へと向かう声としてずっと語られ続けられることを願って。

 
監修・山田洋次(映画監督)

『父と暮せば』に次ぐ『母と暮せば』を芝居にするという企画を聞いた時、大変なチャレンジだと思いました。
長崎を舞台にして井上さんに負けないだけの戯曲を書くのは大変なことだと思いますが、畑澤聖悟さんが喜んで引き受けてくれたと聞いて僕はかなり安心しています。井上さんとも僕とも違う魅力的な『母と暮せば』ができると心から期待しています。
この三部作がこれからも繰り返し繰り返し上演されることが今のこの国、戦争のにおいがぷんぷんするような世界にとって非常に大事なことでしょう。観客もみんなそういう認識を持ってこれらの作品を迎えてくれるに違いないし、匹敵するだけの『母と暮せば』を作ってください。

 
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

劇団こまつ座 第124回公演・紀伊國屋書店提携 舞台『母と暮せば』

【作】畑澤聖悟
【演出】栗山民也
【音楽】国広和毅

【出演】富田靖子、松下洸平

2018年10月5日(金)~10月21日(日)/東京・紀伊國屋ホール
2018年10月27日(土)/茨城県 水戸芸術館
2018年11月3日(土・祝)/岩手県 花巻市文化会館
2018年11月17日(土)/滋賀県 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール
2018年11月23日(金・祝)/千葉県 市川市文化会館
2018年12月1日(土)/愛知県 春日井市東部市民センター
2018年12月8日(土)/埼玉県 草加市文化会館
2018年12月11日(土)/兵庫県 兵庫県立芸術文化センター

公式サイト
第124回公演・紀伊國屋書店提携 舞台『母と暮せば』

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