2018.7.3  13

アート、小説、演劇が融合『子守唄より深いところで』7月19日からRAFTで上演



Tokyo Grow Fiction Company「子守唄より深いところで」
Key visual Albo HELM
 

Tokyo Grow Fiction Companyによる舞台「子守唄より深いところで」が7月19日(木)から東京・RAFTで上演される。

 
Tokyo Grow Fiction Company は、作家・渡辺鋼の描く虚構を色々なかたちで具現化していくユニット。
文学、演劇、美術、音楽など、ジャンルにとらわれない創作を発信している。

演劇ユニットとしては2010年以来8年ぶりの公演となり、スイス人アーティストAlbo HELM氏の小展覧会とコラボレーションで展開する。また上演台本は、渡辺鋼の小説を使用する。

 

STORY

出張から帰ってきた日
真冬は静まりかえったマンションの一室で
「こいつやりやがった」
と思った。
浴室には最愛の人の死体があった。

死んでしまった悟は真冬に語りかける。
「ごめんね」
そうは言っても、取り返しのつかないことだ。
真冬は現実を受け入れるのが得意なほうだ。
救急車が来るまでのあいだ、ふたりは語り合う。

悟は死んでしまったが
なぜか真冬の前から消えることはなかった。
彼の妹と真冬が会ったときも
部屋に空き巣が入ったときもにいた。
真冬はそれも、なんとなく受け入れた。

悟の亡霊なのか
はたまた自分の妄想なのかが
真冬にはわからない。
精神科にも行ったし寺を訪ねてみたりもした。
なぜか悟が見える人にも会った。

その存在がわかったようなわからないような
状況のなか、真冬と悟はとある亡霊と出会う。
真冬は面倒臭いと思ったし、
悟は成仏させてあげたいと願った。
それは自分の願いでもあるかもと思った。

ふたりの、悟が死んでからの共同生活は
思っていた以上に長く続いた。
けれど時間が止まることはなく、
彼らにも決意のときが訪れる。
悟は消えていくことを宣言した。

そして最後に真冬に願った。
「唄ってよ」

 

渡辺鋼(作・演出)

人の生き死にを虚構で扱うことには、大きな危険が伴います。
誰かの、この場合では作者の死生観を押しつけることになりかねないからです。僕は演劇で哲学をしたくないので、そのあたりの機微に関しては丁寧に扱ってきました。ただ死んだ男と、残された女の物語にしたかった。

アルボさんの絵は、基本的に観る人の解釈に委ねられています。だから彼の作品には、タイトルというものがありません。そういうのってなんだかいいですよね。「これは僕のために作られた作品だ」と思えるものに何度か出会ったことがありますが、この作品が誰かにとってそういうものになればいいなと思っています。

 
詳細は公式サイトで。

  
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

Tokyo Grow Fiction Company「子守唄より深いところで」

【作・演出】渡辺鋼
【美術】Albo HELM
【音楽】エンドウシンヤ

【出演】山西真帆(劇団桃唄309)、藤波想平(birdh93)、伊藤穂波、澤田鯉太郎、コイズミショウタ(コジョ)、大数みほ、近藤康弘、最中

2018年7月19日(木)~7/22日(日)/東京・RAFT

公式サイト
子守唄より深いところで

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