2018.5.31  17

山下由のPityman 傑作選I『ハミング・イン・ウォーター』6月23日から新宿眼科画廊で上演



Pityman傑作選Ⅰ『ハミング・イン・ウォーター』
Pityman傑作選Ⅰ『ハミング・イン・ウォーター』
 

Pitymanの一年ぶりの本公演 傑作選I『ハミング・イン・ウォーター』が6月23日(土)~26日(火)に新宿眼科画廊で上演される。

 
Pityman(ピティーマン)は2010年に山下由が個人企画として旗揚げ。2014年2月公演『ばしょ』から本格的に劇団として活動をはじめ、以降年2~3本のペースで公演を重ねている。「一番大きなものは、一番小さなものの中に」という思いで、世界の片隅に生きる人々の小さく個人的にも見える普遍的な営みに光を照らす作品を作っている。

 
今回は傑作選企画第一弾として、2013年度若手演出家コンクール優秀賞を受賞した『ハミング・イン・ウォーター』を上演する。

 

STORY

あんなに元気だった母が死んでしまった。
葬式の準備のために久しぶりに集まった私と弟妹。母のために買ったレンジを妹が壊してしまったんじゃないかと揉めていたら、弟が私たちを捨てた父を葬式に呼ばないかと言い出した。弟の意思は固く、妹は烈火のごとく反対している。父はどこで何をしているのか。弟はどうしてそんな事を言い出すのか。私は何も言えないでいる。

生真面目で旦那とセックスレスの姉、恋人ができてもすぐに別れてしまう妹。弟には恋人がおり、彼女は妊娠している。
家族の形を探し、傷つきながらも支え会ってきた姉弟妹が、自分たちを捨てた父や、人生、そしてこれからの家族と向き合おうとする物語。

 

山下由(劇作家・演出家)

Pitymanは、はじめ山下由の演劇を発表する媒体として山下一人の企画として旗揚げしました。それから三年たち仲間が加わり本格的に「劇団」として活動し始めたときに作られた作品が今回上演する『ハミング・イン・ウォーター』です。

この作品は僕自身の父親の話と、俳優たちの人生を台本のない状態から何度も何度も話し合いを重ねながら完成させた作品でした。その一行一行に父や僕自身、この作品を当時一緒に作ってくれた俳優たちの体温が刻まれている思い入れの深い作品です。この作品では「人生の取り戻せなさ」と「何とかそれに向き合う様」を描こうとしていました。父はこの作品を観ながら「あれは俺だ」と言いながらポロポロと泣いていました。

四年が経ち、父は山から滑落して亡くなりました。僕自身30を迎えて、劇団も過渡期の中にあります。本当にやりたい事、表現したいことは何か?と考えたときもう一度、今の僕でこの作品に取り組みたいと思いました。

「取り戻せない人生の時間に立ち向かう」のではなく、「それを受け入れ、ともに生きていくことも人生の一つの道であるし、その先にも風景はある」みたいなことが描けたらいいなと思っています。

 
詳細は公式サイトで。

 

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

Pityman傑作選Ⅰ『ハミング・イン・ウォーター』

脚本・演出:山下由

出演:
辻響平(かわいいコンビニ店員飯田さん)
阿波屋鮎美
東澤有香(キコ/qui-co)
藤田りんご(Pityman)

2018年6月23日(土)~26日(火)/東京・新宿眼科画廊

公式サイト
『ハミング・イン・ウォーター』

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