2018.5.29  6

原爆投下の朝を描いたOMS戯曲賞大賞受賞作 コンブリ団『ムイカ』3度目の再演ツアー中/6月に三重、7月に広島で上演



『「ムイカ」再び』八尾公演写真/撮影:井上信治(三等フランソワーズ)
『「ムイカ」再び』八尾公演写真/撮影:井上信治(三等フランソワーズ)
 

2010年に第17回OMS戯曲賞大賞を受賞した『ムイカ』が3度目の再演。『「ムイカ」再び西へ東へ』と銘打ち、今年2月に大阪八尾、5月には東京で上演された本作が6月30日(土)から三重で、7月28日(土)から広島で上演される。

 
はしぐちしんが主宰するコンブリ団は「観客の生活に身近な演劇」を創作する劇団。これまでは小さなスペースでの上演が多かったが、今回は初の4都市ツアー公演に挑んでいる。

今回、4都市ツアー中の舞台「ムイカ」は2009年に初演。『「問題」として単純化されたときに隠蔽される無数の人々の「些細な出来事」にあらんかぎりの視線を注ぐ徹底した態度が、貫かれている。』と評され 2010年に第17回OMS戯曲賞大賞を受賞。昭和20年 原爆投下の朝を描きながらも、微笑ましいほどに些細なある家族の日常を切り取っている。

 

STORY

8月が怖かった
夏休みのある日
何処までも何処までも青い空
遠くからプロペラ機の飛ぶ音
空を見上げる
姿は見えない
8月が怖かった
6日の登校日
図書室へ向かう廊下に展示される写真
式典中流れ続ける音楽
繰り返されるのではないかという怖れ
今年も8月6日は巡ってくる
再び、また、再び
そして怖れに立ち向かうために祈る
再び、また、再び

「ムイカ」とは、広島原爆投下の8月6日を指す。舞台は当たり前の日常を次々と映しながら、やがて原爆投下の朝のある家族の風景へとたどり着く。2010年に第17回OMS戯曲賞大賞を受賞した作品、再び。

 
コンブリ団その10舞台『「ムイカ」再び西へ東へ』
『「ムイカ」再び西へ東へ』チラシ/デザイン:橋本純司

 
今回のツアーでは、2月に大阪八尾、5月に東京で上演された。次は6月30日(土)から三重、7月28日(土)から広島で上演される。
詳細は公式サイトで。
 

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

コンブリ団その10舞台『「ムイカ」再び西へ東へ』

【作・演出】はしぐちしん
【出演】香川倫子、佐藤あい、はしぐちしん、広田ゆうみ(このしたやみ)、豊島由香

2018年6月30(土)~7月1(日)/三重・津あけぼの座
2018年7月28(土)~7月29(日)/広島・東区民文化センター

公式サイト
コンブリ団その10舞台『「ムイカ」再び西へ東へ』

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