【動画2分】檀れいと高橋惠子が火花を散らす!? 舞台『仮縫』衣裳コンテスト公開最終審査・囲み取材レポート
明治座 舞台「仮縫」檀れい、高橋惠子
檀れい、高橋惠子らが出演する舞台『仮縫』の上演に関連した衣裳コンテストの最終審査が行われた。
没後33年経った今なおその作品が読み継がれる、昭和を代表する女流作家・有吉佐和子。1963年に発表された『仮縫』は、きらびやかなファッションの世界で生きる女の静かな対決を綴った名作だ。
1969年には内藤洋子、岸惠子らの出演で『華麗なる闘い』というタイトルで映画化され「絢爛豪華な女性大作」として好評を博した本作が、檀れい、高橋惠子、古谷一行、山本陽子、葛山信吾らの出演で上演される。
本作に関連して、ファッション業界志望の学生より広く募集した「舞台衣装デザインコンテスト」を開催。
予選を勝ち抜いた衣裳を、実際に舞台にモデル役として出演する俳優が着用し、ファンションショー形式で衣裳コンテストの最終審査が行われた。
審査員として檀れい、高橋惠子らが参加。その後、囲み取材が行われた。
動画はこちらを撮影したもの。【動画2分】
洋裁学校に在学していた清家隆子(檀れい)は、日本で唯一の高級洋裁店「オートクチュール・パルファン」を経営するデザイナー・松平ユキ(高橋惠子)にスカウトされる。
顧客は名家、大女優など日本の上流社会の貴婦人達。彼女らにとってここでドレスを作ることはステイタスであった。これまで地味な作業をこなしていた隆子は、パルファンの一流技術と、その世界に瞬時に魅せられた。
ユキの自宅も兼ねたパルファンにはユキの母(山本陽子)と、ドアボーイを務める弟の信彦(葛山信吾)も暮らしていた。隆子は、信彦からの度々の誘いを受けるも心を許すことはなかったが、ユキと信彦の姉弟関係にただならぬ雰囲気を感じ取った隆子は、時折誘いに乗ってパルファンの秘密を聞いていた。
パルファンで働き始めて2年が過ぎ、隆子は着実に知識や技量を吸収していった。それはユキの恋人である画廊店主相島(古谷一行)からも認められるようになる。凜とし、清々しい隆子に優しくアドバイスする相島。次第に二人は時間を共有するようになる。
ユキのアシスタントになるまで昇りつめた隆子の心に気持ちの変化があらわれる。
「私はこの店がほしい!パルファンを私のものにしてしまいたい!」
その心の内には静かに野心が芽生えていった。
ついに隆子は、パリへ旅立つことになったユキから半年の間パルファンを任されるまでになった。高い技術を身につけ、人脈を築き、信頼を勝ち取った隆子。そんな隆子にパリから帰ってきたユキはしたたかな行動に出る。
隆子の未来に待っているものは――。
明治座 舞台「仮縫」檀れいとグランプリ受賞者
明治座 舞台「仮縫」檀れい、高橋惠子 ほか
本作は5月6日から東京・明治座で上演される。
詳細は公式サイトで。
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ編集部)
舞台「仮縫」
原作:有吉佐和子『仮縫』(集英社文庫)
脚本:堀越 真
演出:西川信廣
出演:
檀 れい 高橋惠子
古谷一行
山本陽子 葛山信吾
2018年5月6日(日)~28日(月)/東京・明治座
公式サイト
舞台「仮縫」
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