【動画3分】山崎一・伊勢佳代による 二人芝居「父と暮せば」製作発表レポート
こまつ座「父と暮せば」製作発表より 左から 井上麻矢(こまつ座代表)、山田洋次、伊勢佳代、山崎一、高井昌史(紀伊國屋書店会長兼社長)
こまつ座の舞台「父と暮せば」の製作発表が行われ、出演の山崎一、伊勢佳代らが登壇した。
こまつ座は、1983年に井上ひさしが立ち上げ。井上ひさしが2010年に亡くなった後も、井上ひさしに関わる舞台を作り続けている。
今回上演される「父と暮せば」は1994年に初演。原爆投下から三年後の広島を舞台に娘と、その父を描いた物語で、こまつ座のライフワークとも言える作品だ。
演出は鵜山仁。山崎一と伊勢佳代が父娘を演じる。
本作の製作発表が行われ、本作に対する意気込みが語られた。【動画3分】
舞台は、原爆投下から三年後の広島。図書館で働くひとり暮らしの福吉美津江(伊勢佳代)のもとへ、父 竹造(山崎一)があらわれる。竹造は、美津江がほのかに抱いた恋を実らせようとして、美津江の「恋の応援団長」としてあらわれたのだという。
「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」と父の言葉を拒絶する美津江と、娘のかたくなな心を解き放とうとする竹造。生き地獄のヒロシマを舞台に繰り広げられる父と娘の優しくも壮絶な命の会話を通して、平和の尊さを後世に語り継ぐこまつ座渾身の作品。
また、2015年に山田洋次監督によって映画化された「母と暮せば」が、2018年10月に舞台化される。こちらは富田靖子、松下洸平の出演、栗山民也の演出、畑澤聖悟の脚本で上演されるとのこと。こちらの詳細は続報を待とう。
(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ)
こまつ座 舞台「父と暮せば」
【作】井上ひさし
【演出】鵜山仁
【出演】山崎一・伊勢佳代
2018年6月5日(火)~17日(日)/東京 六本木・俳優座劇場
公式サイト
こまつ座 舞台「父と暮せば」
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