2018.4.9  26

二人の女性とその家族達の圧巻の人間ドラマ!ナイロン100℃ 舞台「百年の秘密」4月7日 本多劇場で開幕



ナイロン100℃「百年の秘密」
ナイロン100℃「百年の秘密」 撮影:引地信彦
 

劇団ナイロン100℃の25周年記念公演第一弾『百年の秘密』が、4月7日に下北沢・本多劇場で開幕した。

 
本作は、東日本大震災の翌年の2012年、劇団主宰で作・演出のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が、人の生と死を見つめて描いた大河ドラマ。劇団の25周年にあたり、KERA自身がこの作品の再演を熱望て実現した。

ベイカー家の娘・ティルダ(犬山イヌコ)と、生涯の親友となるコナ(峯村リエ)の友情と、彼女たちの親や兄弟、伴侶、子供たちの物語がベイカー家の屋敷の庭にどっしりと立つ大きな楡の木に見守られながら紡がれていく。
 
ナイロン100℃「百年の秘密」 撮影:引地信彦
ナイロン100℃「百年の秘密」 撮影:引地信彦

主宰 ケラリーノ・サンドロヴィッチ(本チラシより)

『百年の秘密』はあの震災の翌年に初演された。二人の女性の奇妙な友情を軸に、彼女達をとりまく人々に訪れた「日常の数十分」をいくつか切り取り、約80年という長いスパンで、但し時系列に添うことなく並べたクロニクル。劇中に震災を想起させるような要素は皆無だが、執筆≠稽古中、ずっと頭にあったのは、幸せとは言えぬ亡くなり方をした方々の、その人生を引っくるめて「悲惨」と称してしまうことへの反発と、そう称されてしまう人生たちへの擁護だった。「終わり良ければ」は人の一生には当てはまらないのではないか。別の言い方をすれば、そもそも悲惨でない人生なんてないんじゃないか。そんな気持ちだった。

 「どうしても再演しておきたい公演」というのは滅多にない。「どうしても」となると、劇団での上演に関しては、今やこの作品が唯一。最後の一本だ。再演時に取材をお受けすると、まず「どうしてこれを今再演したかったのでしょう」と聞かれる。そんなこと聞かれても、再演したかったからです、としか言い様がない。どうしても再演したかった。
 実は初演時から「絶対再演したい」とプロデューサーに直訴していた。初演の出来が悪かったからとか、観客の評判が良かったからではない。強いて言うなら、作品側から求められていたのだ。
 ナイロン25周年に相応しい、決定版再演にします。ぜひとも足をお運び頂きたい。

 
ナイロン100℃「百年の秘密」 撮影:引地信彦
ナイロン100℃「百年の秘密」 撮影:引地信彦
 

本作は4月30日まで本多劇場で上演。
その後、兵庫、豊橋、松本でも上演される。

詳細は公式サイトで。
 

(文:エントレ編集部)

 

 

 

公演情報

ナイロン100℃ 45thSESSION
『百年の秘密』

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:
犬山イヌコ 峯村リエ
みのすけ 大倉孝二 松永玲子 村岡希美 長田奈麻 廣川三憲 安澤千草 藤田秀世 猪俣三四郎 菊池明明 小園茉奈 木乃江祐希 伊与勢我無/
萩原聖人 泉澤祐希 伊藤梨沙子 山西 惇

【東京公演】2018年4月7日(土)~4月30日(月・祝) 下北沢 本多劇場
【兵庫公演】5月3日(木・祝)~4日(金・祝) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【豊橋公演】5月8日(火)~9日(水) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【松本公演】5月12日(土)~13日(日) まつもと市民芸術館 実験劇場

公式サイト
ナイロン100℃「百年の秘密」

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