2018.4.9  13

寺島しのぶ×栗山民也 シス・カンパニー舞台「ヘッダ・ガブラー」がシアターコクーンで開幕



舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ 撮影:宮川舞子
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ 撮影:宮川舞子
 

寺島しのぶの主演、栗山民也が演出するシス・カンパニーの舞台「ヘッダ・ガブラー」が4月7日(土)にシアターコクーンで開幕した。

 
本作は『近代演劇の父』と称されるヘンリック・イプセンの戯曲。
主人公ヘッダは高名な将軍の娘で、美貌と才気に恵まれた女性。「人形の家」の主人公ノラと同じく、19世紀の社会制度や女性の地位を背景にした、いわば「社会に抗う女性像」の象徴として登場する。

演出は栗山民也。ヘッダを演じる寺島しのぶをはじめ、小日向文世、水野美紀、池田成志、段田安則が出演する。

 
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、小日向文世、水野美紀 撮影:宮川舞子
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、小日向文世、水野美紀 撮影:宮川舞子
 

STORY

高名なガブラー将軍の娘で美しく気位が高いヘッダ(寺島しのぶ)は、社交界でも話題の中心にいて、いつも男たちに崇められる魅力的な存在だった。しかし、頼りの父親が世を去り、ヘッダは周りの男たちの中から、将来を嘱望されている文化史専攻の学者イェルゲン・テスマン(小日向文世)を選び、世の女性たちと同じように、結婚する道を選んだ。
この物語は、二人が半年の⻑い新婚旅行から帰ってきた翌朝から幕をあける。

新居には、イェルゲンの叔⺟ミス・テスマン(佐藤直子)とメイドのベルテ(福井裕子)が二人を待っていた。
彼らに思いやりを示すイェルゲンに対し、新妻ヘッダは、自分が強く望んで購入させたにも関わらず、新居への不満を並べ、すでにこの結婚に退屈している様子を隠そうともしない。
そこへ、昔からの知り合いであるエルヴステード夫人(水野美紀)が訪ねてきた。今は田舎の名士の後妻となった彼女だが、義理の子供たちの家庭教師だったエイレルト・レェーヴボルク(池田成志)を探しに街にやって来たのだという。レェーヴボルクとは、イェルゲンのライバルであった研究者で、一時期、自堕落な生活で再起不能と言われたが、田舎町で再起。
最近出版した論文が大きな評判をとっている男だった。

そのレェーヴボルクこそ、ヘッダのかつての恋人だった。

しかし、彼のヘッダへの執着がエスカレートすることに対し、ゴシップのネタにされることを恐れたヘッダが、拳銃で彼を脅して一方的に関係を断ち切ったという過去があった。ヘッダとの関係を知らないエルヴステード夫人は、彼を再起させるために論文執筆にも協力したことを語り出し、都会に戻った彼が、また昔の自堕落な暮らしに戻ることを恐れ、追いかけてきたという。そして、もう夫の元には戻らない覚悟を決めていた。また、ライバルであったイェルゲンもレェーヴボルクの才能は高く評価していたと、その再起を喜んでいた。そんな二人の純粋な思いを前に、苛立ちを覚えるヘッダ。そこに、夫婦が懇意にしているブラック判事(段田安則)が訪ねてくる。判事から、イェルゲンが有力と言われていた大学教授の候補に、レェーヴボルクも復活してきたことを聞かされたヘッダの心中は大きくざわつき始める。

ブラック判事と二人になったヘッダは、いかにこの結婚や毎⽇の暮らしが退屈か、このまま子供を生んで平凡な⺟親になることだけは嫌だと激白する。ヘッダに気があるブラックは、このまま見せかけの結婚生活を送りながら、気ままに浮気を楽しめばいいと、それとなく誘うが、そんな自分にはなりたくないと断るヘッダ。

やがて、レェーヴボルクが現われた。久々に対面し、まだ互いに惹かれ合っていることを感じ合う二人。
しかし、エルヴステード夫人とそこで会えたことを素直に喜ぶレェーヴボルクの姿を見て嫉妬したヘッダは、まだ自分に彼を操る力があるかを試すために、酒の席を避けて更正していた彼を言葉巧みに、ブラック判事主催のパーティへと送り出してしまう。案の定、酒の力で自分を見失ったレェーヴボルク。あろうことか、大事に持ち歩いていた次回出版予定の原稿を紛失してしまう。原稿は、たまたまイェルゲンが拾い、ヘッダに託したのだが、ヘッダはそれを⼾棚に隠してしまう。
そこに落ち込んだレェーヴボルクが憔悴しきった姿で現われるが、ヘッダは、隠した原稿を出そうともしない。

そして、レェーヴボルクに自分が大切にしていた父の形見を手渡し、ある言葉を彼に囁く・・・・。
そして・・・・。

 
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、池田成志 撮影:宮川舞子
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、池田成志 撮影:宮川舞子

舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、段田安則 撮影:宮川舞子
舞台「ヘッダ・ガブラー」寺島しのぶ、段田安則 撮影:宮川舞子

  
本作は4月30日まで渋谷・シアターコクーンで上演される。
詳細は公式サイトで。 

 
(文:エントレ編集部)

 

 

 

公演情報

シス・カンパニー 舞台「ヘッダ・ガブラー」

作:ヘンリック・イプセン
演出:栗山民也
出演:寺島しのぶ、小日向文世、水野美紀、池田成志、段田安則 ほか

2018年4月7日(土)~4月30日(月・祝)/東京・Bunkamura シアターコクーン

公式サイト
シス・カンパニー 舞台「ヘッダ・ガブラー」

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