2018.3.16  10

北川大輔の代表作を再び上演! 北区民と演劇を作るプロジェクト「未開の議場~北区民版 2018~」3月21日から北とぴあで上演



舞台「未開の議場~北区民版 2018~」
「未開の議場~北区民版 2018~」メインビジュアル
 

北区民と演劇を作るプロジェクト「未開の議場~北区民版 2018~」が3月21日から北とぴあペガサスホールで上演される。

 
「北区民と演劇を作るプロジェクト」は、2016年に花まる学習会王子小劇場と北区文化振興財団の共催事業として発足。今回は2回目の開催となる。

前回に引き続き、上演する作品は北川大輔(カムヰヤッセン)の代表作である『未開の議場』。日本の抱える外国人との問題を小さな町の祭りの会議の机上で描き出す。

演出は大石晟雄(劇団晴天)。
オーディションで選ばれた区民参加者7名と俳優6名が一幕ものの会話劇に挑む。

 

STORY

トメニア人労働者が多く住む地方都市、幸笠県萩島町。商店街の青年部が主催して、来月「萩島フェスタ」なるお祭りの実行委員会の会議がはじまる。基本的には進行の確認と、拍手の承認くらいで終わるはずだった。が、銭湯の女主人が口にしたタトゥーの入ったトメニア人の入湯拒否が訴訟にまで発展した話題から、各々の委員が抱えるトメニア人との問題が噴出し、会議は思わぬ方向へと走りだすのだった。

外国人問題を扱うに当たり、実際にブラジル人を始めとした外国人労働者が多く住む群馬県大泉町にフィールドワークに赴き、現地の行政の方や、民間レベルで活躍されるコーディネーターの方などに取材を重ねて製作された。上述の大泉町のような地方都市をモデルにし、古くは「12人の怒れる男」、または、三谷幸喜氏の「12人の優しい日本人」に連なる会議モノで、緻密な伏線と魅力的な登場人物によるドタバタ、どんでん返しが楽しめるエンターテイメント作品となった。と同時に、現在問題になっているネット右翼やヘイトスピーチなど、他国、民族への差別などを題材にしており、「異文化との共生は、その場所に住んでいる、ということをまずは是認する・寛容になる」ことに始まる、というメッセージを伝えている。

 

大石晟雄(演出)

『北区民と演劇を作るプロジェクト』も、二度目の開催となりました。今回は、佐藤佐吉大 演劇祭2018in 北区のいち参加団体としての公演となります。 『演劇』『演劇祭』というものは、主に日本では『非日常』『イベント』として行われることが多いです。今回、この企画ではその演劇を『日常』の一環として捉えることを目的としています。
この『未開の議場』は、地元のお祭りの実行委員会を舞台にした会議劇です。 初演のキャッチコピーにはこうあります。『私たちは私たちの隣で生きているその人のことを よく知らない。』 オリンピックを間近にし、外国の方々とだけでなく、みなさんにとって(ここでは、みなさ ん、と呼ばせていただきます)『演劇をしている若者』は多分思ったより身近にいます。
そして、『演劇をしている若者』にとっても、みなさんは本来、切っても切れない関係のはずです。なのにどうしてか、わたしたちはそれぞれのコミュニティで、おそらく今後関わることのないように過ごしています。

今回の北区民と演劇を作るプロジェクトを通して、俳優にとっても、区民にとっても、「非日常としての芸術」を、「豊かな日常への資源」へと転換するきっかけとなれば。そして、 わたしたちにとって隣人や芸術をもっと身近に、その上で、生きるか死ぬかではないはずの日本での生き方が少しでも楽になれば、と願っています。 今後もこのプロジェクトを継続していくために、ぜひ多くの方のご来場お待ちしておりま す。

 
詳細は公式サイトで。

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

佐藤佐吉大演劇祭 2018in 北区 参加作品 北区民と演劇を作るプロジェクト
舞台『未開の議場~北区民版 2018~』

【脚本】北川大輔(カムヰヤッセン)
【演出】大石晟雄(劇団晴天)

【出演】 岡里衣奈、尾崎真一(劇団ウルトラマンション)、加藤巧巳(アイリンク株式会社)、木村聡太、木村雪緒、黒河ドロボー、桜井由美子、シマザキタツヒコ、荘司まゆみ、西若菜、濱野 ゆき子、氷室幸夫<京介>、森野郁子

2018年3月21日(水・祝)~3月25日(日)/北とぴあ ペガサスホール

公式サイト
未開の議場~北区民版 2018~

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