2018.2.9  11

「それでも生きていく」人間の本物の強さ、そして弱さとは。ヒカリノオト「さよなら、サンカク」3月30日から博多で上演



ヒカリノオト「さよなら、サンカク」
ヒカリノオト「さよなら、サンカク」チラシ写真
 

一つの監禁事件を軸に描かれるヒカリノオトの最新公演「さよなら、サンカク」が3月30日から福岡市博多区にて上演される。

 
ヒカリノオトは、人の持つ繊細な感情や、日常の些細な風景の温かさを演劇で届けることが出来たらという思いで福岡を拠点に活動している。
作・演出の松岡伸哉は初めて書いた短編作品が「せんだい短編戯曲賞2017」にノミネートされるなど注目を集めている若手作家だ。

 
ヒカリノオト前作公演「海が降った夏」ワンシーンより
ヒカリノオト前作公演「海が降った夏」ワンシーンより

今年3月末より上演される新作公演の物語は、一つの監禁事件を軸に二組の親子の「はじまり」と「さよなら」を描くヒューマンドラマ。

一方は一人の少女が監禁されている部屋、その非日常な空間を日常として生きようとする親子。一方は時間後、監禁からは自由となった少女が直面する不自由な世界、その娘と改めて向き合う母。
それぞれの親子のかたち、誰しもが直面するであろう、事件そのものよりも大きな問題をヒカリノオトが描き出す。

 

STORY

十五歳。秋。下校途中、私は連れ去られて。
昨日までの世界は一変した。

自宅前に駆けつけた大人から投げつけられた
「監禁されていた日々はどんな気持ちだったか」「犯人に言いたいことは」などという声に一瞬目眩がして、母親はあの頃とは別人みたいな顔で私を見ていた。

二十一歳。春になった。空白の五年と何ヶ月か。
母親は定時制高校のパンフレットを差し出して言う。
「ゆっくりでいいからね」
また、私の世界は一変した。

あの男の匂いを、部屋の間取りを、腕に巻き付いたテープの感触を、市役所のスピーカーから聞こえて来る夕焼け小焼けを覚えてる。
投げやりに段ボールで塞がれたその部屋の窓の形は三角で、二度と来ない「はじまり」みたいに感じていたけれど。

今、そんな三角へ、

はじまりの「さよなら」を。

 
詳細は公式サイトで。 

 
(文:エントレ編集部)

 

 

公演情報

ヒカリノオト「さよなら、サンカク」

【作・演出】松岡 伸哉

【出演】
立道 心、中島 荘太、立石 義江、杉山 英美、中島 絢子

2018年3月30日(金)~4月1日(日)/福岡・リノベーションミュージアム冷泉荘

公式サイト
ヒカリノオト「さよなら、サンカク」

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