情報社会の恐怖と混沌を描く ネルソン・ロドリゲスの傑作「アスファルト・キス」1月18日からあうるすぽっとで上演
ネルソン・ロドリゲス作の舞台「アスファルト・キス」がワンツーワークスとStoneCrabsの共同制作で、2018年1月18日(木)から、東池袋あうるすぽっとで上演される。
演出は、ワンツーワークスを主宰する古城十忍と、StoneCrabsの芸術監督のフランコ・フィギュレドが手掛ける。
出演は畑中智行(演劇集団キャラメルボックス)、井上裕朗、大家仁志(青年座)、尾身美詞(青年座)など。
1950年代のブラジル。リオデジャネイロの通りで男がバスに轢かれ、死にかけている。
通行人の一人が駆け寄ってきてその男を腕に抱き、それから唇にキスする。
キスした男の名は「アランディール」。
彼の行為を目撃していた新聞記者は、一連の出来事をゴシップ新聞の一面トップに掲載する。
たちまち記事は大反響、憶測が憶測を呼び、アランディールとその家族は次第にバラバラに引き裂かれていく……。
情報社会の恐怖と混沌を描く、ネルソン・ロドリゲスの傑作。日本初演。
『アスファルト・キス』は、「権力」「妄想」「裏切り」の物語。
そして「平等に生きる権利」を求める闘いの物語だと私は思っている。
受け身であり続ければ、攻撃もいじめも黙認されてしまうこの世界。
自分の価値観に正直であるためには、人は闘わなくてはならない。
私たちは本当の意味で「他者との違い」を受け入れることができるのだろうか?
人は「思いやり」「寛容さ」を、訓練によって獲得できるのだろうか?
この作品を通して、私はそのことを皆さんに問いたい。
フランコ・フィギュレド(演出)
詳細は公式サイトで。
(文:エントレ編集部)
ワンツーワークス&StoneCrabs共同制作公演
2017/2018 あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ
平成29年度文化庁国際芸術交流支援事業
『アスファルト・キス』Asphalt Kiss
作/ネルソン・ロドリゲス
訳/白坂恵都子+フランコ・フィギュレド
演出/フランコ・フィギュレド+古城十忍
出演/畑中智行(キャラメルボックス)、井上裕朗、大家仁志(青年座)、尾身美詞(青年座)、奥村洋治(ワンツーワークス)、永嶋柊吾(青年座映画放送)、穴田有里
、関谷美香子(ワンツーワークス)、小林春世(キャラメルボックス)、近藤一輝(劇団民藝)、小結湊仁
2018年1月18日(木)~21日(日)/東池袋・あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
公式サイト
舞台『アスファルト・キス』 Asphalt Kiss
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