劇団女体盛りの1年半ぶりの新作舞台「現代童話」12月16日から吉祥寺櫂スタジオで上演

第5回公演「現代童話」チラシ表画像
劇団女体盛りの1年半ぶりの新作舞台「現代童話」が12月16日から吉祥寺櫂スタジオで上演される。
「劇団女体盛り」は、桜美林大学芸術文化学群 演劇専修卒業生の菊池遥が主宰を務める演劇団体。2014年10月に旗揚げし、主に大学内を中心に活動してきたが、2014年10月より東京・神奈川を拠点に活動している。
見て見ぬふりをしてきた事柄をユーモラスに取り上げ、人々の心にハッと突き刺さる演劇を目指し、自分と他人の価値観の差異、世の中に溢れている現代特有の問題を時に面白おかしく、時に辛辣に訴えかける演出が特徴だ。
なお、劇団名の由来は「真面目な会議の場で真面目な顔をした大人に『女体盛り』と発言させたかった」から。
今回上演される「現代童話」は、現代を描く4つの童話からなっている。
劇団女体盛り 第5回公演
『 現代童話 』
現代を描く4つの童話
~ ふうぞくの恩返し ~
彼氏にお金を貢ぐこと。それだけが女の生きがいだった。
ある日、ひょんなことから女は職場の後輩にお金を貸すことになる。それをきっかけになし崩しに後輩へお金を貢ぎ続け、女は彼氏への愛とはいったいなんだったのかを考えていく。
~ 処女のすてかた ~
ルームシェアをしている女3人。
ある日、1人が自らが処女であることの悩みを打ち明ける。彼女たちは女の性欲について、女の生き方を話していくうちに・・・
~ とくしゅこうさくいん 募集 ~
生きている意味を見いだせない、自分が何にもできない存在であることに悩む男たち。
ある日、彼らは工作員を募集をしている張り紙を見つける。この張り紙の場所に行けば自分は教科書に載るような男になるのではないかと想像する。
~ ゴキブリちゃんとひきこもりちゃん ~
女は年老いた母親と2人で暮らしていた。母親の年金を食いつぶし引きこもり生活をしていたが、いつの間にか母親は死んでしまっていた。
ある日、警察に行くことを躊躇している女のもとにゴキブリちゃんがやってくる。誰にも言えない悩みを彼女はゴキブリちゃんに打ち明けるが・・
本公演のコンセプトは「童話」である。
童話とは主に児童、子どものために創作された物語だ。
その内容の多くは人の道徳心を培うものであったり、社会的な善悪、倫理観を学ぶものである。
しかしながら、現在も語り継がれる有名な童話たちは創作された当時のモラルのあり方を描いており、果たしてそれは現代にも通じる価値観だと言ってよいものなのだろうか?
現代には現代の問題を追及した童話が必要なのではないだろうか?
児童、子どものためではなく、現代の問題に直面している私たち大人のために。
本作品では、現代に蔓延る様々な問題を童話に書き換え、現代の生き方、道徳観のあり方を問いていきたい。
(文:エントレ編集部)
劇団女体盛り 第5回公演
『 現代童話 』
2017年12月16日(土)~12月19日(火)
吉祥寺 櫂スタジオ
脚本・演出|菊池遥(劇団女体盛り)
出演|泉川遥香(もじゃもじゃ) 小野涼平 加藤結衣 齋藤芳隆 高田夏希 松本知道(Some’Revo!!!) 宮古千穂 宮本蓮生 守屋百子 吉野葵
2017年12月16日(土)-19日(火)/吉祥寺 櫂スタジオ
公式サイト
劇団女体盛り
プレイガイドで検索
カルテットオンライン ぴあ ローチケ
最近の記事
≫もっと見る
編集部ピックアップ!
エントレがおすすめする他の舞台